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愛犬のドッグフードの中身は大丈夫?危険な原材料や表示と比較方法

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ドッグフードの中身が気になる

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原材料を見れば良し悪しが分かるぞ

 

愛犬にいつもあげるドッグフードだからこそ、少しでも良いものを与えたいですよね。

しかし、世の中にはたくさんのドッグフードがあり、どれを選べば良いのか分かりづらい。

また、ネットでおすすめされているのが本当に良いものなのかも怪しいところです。

ドッグフードの中身について知り、自分で良し悪しを判断できるようになりましょう。

今回は主な原材料・危険な原材料、表示の見方や比較方法についてまとめました。

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ドッグフードの中身

色々な形のドッグフード

ではまず、ドッグフードの中身=原材料には何が使われているのかを見ていきましょう。

とはいっても、原材料表記を見ただけでは、なんのことかさっぱりですよね。

まずはどんなものが含まれているのかを知り、表記の中身をイメージしやすくしましょう。

主な原材料は肉

 

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動物性のタンパク質が重要なのね

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一番必要な原材料じゃ

 

ドッグフードの主原料となるのは動物性のタンパク質=肉であることが多いです。

鶏肉や魚が使われることが多いですが、鹿肉やラムなどが使われることもあります。

犬は肉食に近い雑食と言われており、肉類が主原料となるのは当然でしょう。

逆に動物性タンパク質が一番使われている原材料でないとおかしいとも言えます。

穀物もよく使われる

 

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穀物は消化に悪いんじゃ

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それについては記事の後半に書いたぞ

 

米や麦、トウモロコシもドッグフードによく使われる原材料の一つです。

犬は完全な肉食ではなく肉食に近い雑食で、肉だけだと足りない栄養素が出てきます。

それらの成分をバランスよく取る上で、穀物はコストパフォーマンスが良いのです。

また、ドッグフードの形を整えたり、便秘を防ぐ目的もあり、広く使われています。

野菜や果物も

 

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犬にも野菜が必要なの?

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メインでは無いが少しは必要じゃ

 

主原料ではありませんが、ドッグフードにはある程度の野菜や果物が使われています。

足りない栄養素を補う目的があり、野菜などを入れることでバランスがよくなるのです。

このように必要な栄養素をバランスよく取れるドッグフードは総合栄養食と呼ばれます。

水と総合栄養食さえ取っていれば、健康に成長できると認められたドッグフードです。

注意が必要なドッグフードの中身

危険な薬品

では、どのような原材料がドッグフードに含まれていると危険なのでしょうか。

ドッグフードの主な原材料は分かりましたが、危険なドッグフードは排除したいものです。

これが原材料に書かれていると良くないというものをまとめました。

肉の品質が悪い

さきほど、ドッグフードの中身は肉類がメインと書きましたが、肉にも質があります。

特に注意したいのは4Dミートと呼ばれる肉類で、品質は最悪で危険すら伴います。

4Dの意味

  • DEAD:死んだ動物の肉
  • DISEASED:病気の動物の肉
  • DYING:死にかけだった動物の肉
  • DISABLED=障害・ケガのあった動物の肉

これらの肉には様々な病原菌、防腐剤、抗生物質が残留している可能性があります。

また、最悪の場合、野良だった犬や猫の肉が使われている場合すらもあるのです。

ただ、原材料に4Dミートと記載されていることはなく、下記のような表示になります。

〇〇ミール ミートミールなど
〇〇ミート 家禽ミートなど
〇〇副産物 家禽副産物など

これらの記載があったら全て4Dミートなのかというとそうではありません。

例えば〇〇副産物などは、食用の肉を加工する際に余った臓器の肉という意味です。

そのため、品質の良いものであれば、むしろ足りない栄養を補える原材料となります。

しかし、どのような過程で出た副産物なのかの記載が無ければ、品質は分かりません。

HPなどに特に記載がなければ、4Dミートかもしれないと疑われても仕方ないでしょう。

油脂の品質が悪い

 

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動物性油脂には注意が必要ね

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すべての動物性油脂が悪いわけでは無いがの

 

気をつけないといけないドッグフードの中身に、動物性油脂があります。

これは、動物から科学的に抽出した油脂で、フードの食いつきをあげるために使います。

しかし、4Dミートを作る際に出た油脂の可能性もあり、病気や薬の残留が心配です。

全ての動物性油脂が悪いわけでは無いですが、出どころが不明なものは注意しましょう。

危険な添加物が使われている

人間と犬では禁止されている添加物が違い、それがドッグフードの中身にも現れます。

また、国によっても禁止されている添加物は違い、危険な添加物が使われていることも。

例えば、エトキシキンは日本で禁止されていますが、使っていよい国もあります。

安価で手に入り酸化防止効果が高いため、毒性が懸念されても利用されるのです。

下記のような添加物が中身に含まれているドッグフードは、避けたほうが良いでしょう。

危険な添加物 危険が疑われる添加物
プロビレングリコール ソルビン酸カリウム
エトキシキン グリシリジン・アンモニエート
亜硝酸ナトリウム 没食子酸プロピル
ブチルヒドロキシアニソール(BHT) 赤色3号、105号、40号
ジブチルヒドロキシトルエン(BHA) 青色102号、2号

不要な原材料が含まれている

原材料の中には、食いつきや見た目を良くするために使われるものもあります。

例えば塩などは我々人間にとって馴染みの深いものですが、犬には必要ありません。

食材に含まれている微量な塩分だけで十分ですが、phを調整するために使われます。

下記のようなものは危険というほどではありませんが、出来ればないほうが良いでしょう。

なくても良い原材料

  • 砂糖
  • ビートパルプ
  • セルロース
  • ホミニーフィード

原材料の表示内容から比較する

ドッグフードのラベル

では実際に、どのような方法でドッグフードを選んでいけば良いのでしょうか。

ドッグフードの中身を知るためには原材料表記を見るのが一番です。

しかし、慣れていないと分かりにくく、紛らわしい表記もあるので要点をまとめました。

主な原材料に肉が使われているか

まずはドッグフードの中身が肉類メインになっているかを確かめます。

原材料の表記は内容率が高いものほど先に書かないといけないと決められています。

そのため、原材料表記の最初の3〜5つほどを見れば大丈夫です。

良い例と悪い例を載せているので、参考にしてみてください。

良い例 悪い例
生ラム肉、玄米、全粒オーツ麦、ベジタブル・ハーブミックス、全粒大麦、テンサイ、亜麻仁、ビール酵母,,, 穀類(小麦粉、トウモロコシ)、肉類(チキンミール、鶏ササミ)、動物性油脂、豆類(大豆、大豆エキス)、野菜類(ビートパルプ、ニンジンパウダー),,,

分割表示に注意する

上記のようにドッグフードの主な中身を確認する場合、分割表示に注意しましょう。

分割表示とは同じ原材料の名前を分けて書くことで、主原料を勘違いさせる方法です。

言葉だけだと分かりにくいので実際に分割表示が行われているラベルをみてみましょう。

分割された表示 正しく表示すると
生ラム肉、トウモロコシ、コーングルテン、コーンスターチ、ニンジン,,, トウモロコシ、生ラム肉、ニンジン,,,

このように表示されている場合、一番多く含まれているのは肉だと思いますよね。

しかし、実は2つ目〜4つ目までは全てトウモロコシ。表記の仕方を変えただけです。

こうすることで、本当はトウモロコシが一番多いのに、肉が多いと勘違いさせるのです。

もしも2〜5番目に似たような名前が続くようであれば、注意して見てみましょう。

危険な物が含まれていないか

 

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危険性が疑われるものも避けたほうが良いわね

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説明が十分にされていないものは怪しいのう

 

次に、先ほど説明したような危険な物質が含まれていないかをチェックしましょう。

分かりやすく書いてあれば良いのですが、ときにはそれっぽい名前でごまかすことも。

消費者に優しいドッグフードは読んだだけで何が入っている分かりやすく書いています。

分かりにくいカタカナや漢字続きの原材料は疑い、実際に何なのか調べてみましょう。

また、鹿肉「等」のように、それ以外何が含まれているのか不明な表記も危険です。

その子に合っているかどうか

最近は無添加やグレインフリーなどが人気ですが、無理に使う必要はありません。

これらの商品は一般的なドッグフードよりも高いですが、必要なのは一部の犬だけです。

それよりも、総合栄養食であることと、ライフステージに合ったものを選ぶことが大切。

また、犬種や犬の状態によっても変わって来るので、愛犬の様子をよく観察しましょう。

  • 子犬用:少ない量で成長に必要な栄養がカバーできるもの
  • 成犬用:適切に健康と体重がキープできるもの
  • 老犬用:消化によく、摂取エネルギーを抑えられるもの

グレインフリーや無添加について

 

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グレインフリーは健康に良いんじゃないの?

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健康に良いという認識は間違いじゃ

 

例えばグレインフリーは消化に優しいなどと謳われていますが、関係ありません。

確かに犬は穀物の消化が苦手ですが、アルファ化=加熱していれば100%吸収します。

そして、ドッグフードは加熱した穀物を利用していますので、問題ありません。

では全く意味がないのかというとそうではなく、穀物アレルギーの子には最適です。

このように、必要な子には助かりますが、無意味に高いお金を出す必要もありません。

グレインorグルテンフリー

  • メリット:アレルギーの子には効果あり。消化に優しいは間違い。
  • デメリット:費用が高い。炭水化物が少なくタンパク質が多くなりがち。そのため、老犬には内臓の負担になることも

無添加

  • メリット:危険な添加物は避けやすい。
  • デメリット:費用が高い。厳格なルールは無く、生産者の一存で表記できる。そのため、別の添加物は使われていることが多い。それでも無添加と表示可能。

ヒューマングレード

  • メリット:4Dミートは避けられる。
  • デメリット:費用が高い。人は食べないが犬は食べる臓器などに含まれている栄養が摂取しにくい。補うために別の原材料が使われる場合も。

少し辛口になってしまいましたが、全く意味がないものではない点にも注意。

非常によく考えられたドッグフードもあります。ただ、それだけ費用は高くなるでしょう。

また、自分で原材料表示やHPを確認すれば避けられることがメリットでもあります。

最初に説明した原材料の見方を知っていれば、無理に選ぶ必要ばなくて大丈夫です。

安全なドッグフードを探すコツ

最短ルート

さて、長々とドッグフードの中身や原材料表示の見方について書いてきました。

しかし、一つ一つのドッグフードのラベルを確認していくには骨が折れますよね。

また、「愛犬の状態に合わせたもの」というのは非常に曖昧で、ハードルが高いです。

そのため、簡単に愛犬にあった安全なドッグフードを選ぶコツをまとめました。

動物病院に相談する

 

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いちいち動物病院に行くのは面倒よ

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素人判断よりプロに相談するほうが正確じゃ

 

当たり前のことなのですが、意外とやらない人が多いのが動物病院への相談。

プロである獣医師より、ネットの口コミや評価サイトの知識を信じる人が多いようです。

世の中のどんな商品だろうとメリット・デメリットがあり、万能な商品などありません。

特にドッグフードはその子に合うかどうかに大きく左右されるような商品です。

一般的に良いとされる商品は分かりますが、その子に合うかは獣医師に相談しましょう。

結果的に安くなることも

 

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お金がかかるのもちょっとね

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ドッグフードだけ相談するわけじゃないからの

 

その子にあったドッグフードを選ぶことは、愛犬が健康に過ごす上で大切です。

また、動物病院で相談することによって、その子にあった量や与え方も相談できます。

必要以上に高いドッグフードを買う必要はなりますし、健康であれば病院費も減少。

買ったドッグフードで下痢をする、後々病気になるよりもずっと安い金額で済むでしょう。

病気の早期発見にも繋がりますので、定期的に動物病院に通うのがおすすめです。

まとめ

ドッグフードの中身は、主に肉、穀物、野菜などで出来ています。

しかし、同じ肉でも品質には大きく差があり、原材料表示を正しく見れることは大切です。

謎の肉が使われていないか、危険な添加物は使われていないかに目を光らせましょう。

また、分割表示という裏技もあるので、主原料が何か正確に読み取ることが大切です。

危険なものが使われていない総合栄養食であれば、あとはその子にあうか次第。

ライフステージに合わせたものを選び、アレルギーがあれば避けるようにしましょう。

その子にあったドッグフードを選ぶのに最も簡単な方法は動物病院に相談することです。

必要な量や与え方も相談でき、病気の早期発見にもつながるので定期的に通いましょう。