トリマー資格を取るための費用は?
専門学校や通信の費用以外もあるぞ
トリマーを目指したいけど、実際に資格を取るまでにどれくらいの費用がかかるのか。
そこがわからないと、実際にトリマーを目指すのが現実的なのか見えないですよね。
途中でこんなに費用がかかると思わなかったとならないためにも把握しておきましょう。
この記事では、専門や通信の費用だけでなく、資格取得まで費用全てをまとめました。
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トリミング器材の費用
ではまず、トリミング機材にどれだけの費用がかかるのかを見ていきましょう。
額が大きい専門学校や通信の費用ばかり見てしまいますが、意外とバカに出来ません。
しっかりとトリマー資格取得までの費用をすべて把握するようにしましょう。
トリマーに必要なもの
トリマーに必要なものとそれぞれの費用は下記のような道具になります。
どの器材もですが値段に幅があるため、悪くない程度に安い金額を記載しています。
- ハサミ(カットシザー):20,000円
- ブラシ:2,000円
- スリッカー:2,000円
- コーム:2,000円
- バリカン:20,000円
- 爪切り:1,000円
ハサミはスキバサミとミニカットシザーもあるので、実際はこの3倍くらいかかります。
多少の前後や消費税なども考慮して、全部で10万円くらいかかると思っていただければ。
また、すぐには必要ありませんが、買うことになるかもしれないもは下記の通りです。
- セットペーパー:500円前後
- ストリッピングナイフ:5,000円前後
- カンシ:2,000円前後
とは言っても、資格を取る段階で揃える必要はなく、学校や研修で貸してもらえる場合も。
そう考えると、練習用にもっと安いもので揃えて使い方だけ覚えるのも手です。
仕事として必要になった時に良いものを買うのであれば、最初は5万円程に収まります。
トリマー専門学校の費用
次にトリマー専門学校の費用を詳しく見ていきましょう。
専門学校であれば、通い続けることで一定のラインまでは確実に技術身につきます。
また、JKCのB級は通常4年かかりますが、JKC公認の専門学校なら2年で取得可能。
就職に最も有利な進路ですので、学校に通える方は専門学校が一番おすすめです。
専門学校のコース
早速、専門学校の費用を書いていきたい所ですが、コースによって費用が違います。
そのため、それぞれのコースの簡単な違いを確認しましょう。
- 1年コース:JKCのC級まで取得可能
- 2年コース:JKCのB級まで取得可能
- 4年コース:JKCのC級まで取得可能
- 夜間1年半コース:JKCのC級まで取得可能
- 夜間3年コース:JKCのB級まで取得可能
夜間でも1年でC級が取れる所もあれば、昼でもJKCのB級に3年かかる所もあります。
学校によっては夜間でJKCのB級まで取れない場合もあるので、注意が必要です。
学校によって違いはありますが、大体こんなコースがあるんだと思っていただければ。
コースごとの費用
では、各コースでどれくらいの費用がかかるのでしょうか。
卒業までにかかる学費について下記にまとめました。
- 1年コース:130〜150万円程度
- 2年コース:240〜300万円程度
- 4年コース:500〜600万円程度
- 夜間1年半コース:120〜150万円程度
- 夜間3年コース:250〜300万円程度
ここも学校によって差がありますが、大体の感覚で覚えていただければ。
就職を考えるとできるだけ専門学校を卒業したい所ですが難しい人もいるでしょう。
トリマー通信講座の費用
次に、トリマー資格が取れる通信講座の費用について見ていきましょう。
通信講座の費用を見る際に注意しないといけないのは、実技研修が別料金なことです。
愛犬のトリミングであれば必要ありませんが、就職を目指すなら必須と考えましょう。
通信講座の全ての費用
講座によって取れる資格の数や費用は変わってきますが、大体の費用は下記の通り。
- 教材費用:10万円前後
- 実技研修:20〜25万円
トリマー資格以外にも、小動物看護師やペット販売士などの資格が一緒に取れる講座も。
その場合は教材費用が上がってきますが、大体30万円程度で勉強が可能です。
また、トリミングに必要な器材がついてこの価格なので、かなり安いと言えます。
就職には不利?
通信は就職に不利ではあるよね
通信でも就職できるがの
通信講座では5〜10ヶ月で資格が取れますが、JKCではないので就職には不利です。
また、短期間で取得できる分、実技の回数は減り、技術力も低いと言えます。
ただ、現場にとってみればJKCのB級だろうが、実務経験がなければ使えない認識。
そのため、最低限の技術があれば育てるつもりで取る所も多く、通信でも就職可能です。
また、一旦トリマーのアルバイトやインターンで技術を磨いてから就職する手もあります。
資格受験・発行の費用
最後に、トリマー資格の受験費用と発行費用についてです。
こちらも忘れがちですが、きちんと把握しておいた方が良いでしょう。
特にトリマー資格以外にも資格が取れる場合には合計すると費用がかさみます。
JKCの資格
JKCは級が分かれていますが、飛び級の制度がなく、順にとっていく必要があります。
どの級でも受験料は5,300円ですが、登録料は級によって変わってきます。
- C級:11,000円
- B級:16,000円
- A級:22,000円
一番一般的なB級まで取得する場合は、37,000円になってきますね。
また、JKCの会員費が一年で4,000円のため、B級を2年で取る場合は41,000円です。
それ以外の資格
資格によって費用は様々ですが、通信で資格を取る場合の費用を見ていきましょう。
全部のトリマー通信講座の費用は調べられませんでしたが、有名どころは下記の通り。
- たのまな:受験料7,500円、発行料12,000円
- ケンネル:受験料5,400円、発行料8,100円
- キャリカレ:受験料5,600円、発行料12,000円
大きくは違いませんが、大体15,000〜20,000円という所でしょうか。
たのまなには3つ資格を取れる講座もあるので、その場合は60,000円ほど。
ケンネルは2つ資格を取れる講座もあるので、その場合は30,000円ほどになってきます。
各進路ごとの合計費用
では、最後に各進路ごとでどれくらいの費用がかかるのか合計値を見てみましょう。
まず専門学校でB級資格まで取る場合ですが、合計費用は325万円ほど。
実技ありの通信講座の場合、40万円程度といった所でしょうか。
また、上記は就職前提で書いていますが、愛犬のために資格を取る場合は下記の通り。
専門学校でC級まで取る場合は160万円程度、通信の実技なしだと10万円程度です。
学校や通信ごとに違いはありますが、大体これくらいの費用がかかると考えましょう。
金額には大きく差がありますが、それだけ実技の量に差がある点には注意してください。
費用だけで考えず、それぞれの良さやデメリットを理解した上で選ぶのが良いでしょう。
専門学校と通信の比較や通信ごとの詳しい費用やおすすめは下記にまとめています。