トリマーの仕事内容ってどんなことかしら
トリミングだけが仕事では無いのじゃ
犬や動物に関わる仕事がしたい場合、トリマーは有力候補になるのでは無いでしょうか。
しかし、実際にトリマーの仕事内容や給料、残業の有無などは気になるところです。
トリマーの仕事内容や将来のことを知り、後悔のない就職・転職をしましょう。
この記事では、トリマーの仕事内容だけでなく、給料などの本音についてもまとめました。
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トリマーの仕事内容
では早速、ペットトリマーの具体的な仕事内容についてみていきましょう。
トリミングをするにしても、1日どれくらい、どんな方法で行なっているのか。
また、トリミング以外にどんな業務があり、どれくらい時間がかかるのかをまとめました。
主な仕事
メインの仕事はもちろんトリミングね
一日5〜6頭を仕上げることが多いぞ
やはり、トリマーが一番時間を使う業務は、犬のトリミングになります。
猫をトリミングする事もありますが、基本的には犬をカットすることが多いでしょう。
一匹の犬にかけられる時間は、犬種や毛の状態にもよりますが、1時間〜2時間程度。
職場や力量にもよりますが、1日平均して5〜6匹の犬をトリミングすることになります。
トリマーの職場
ペットサロン以外にあるの?
ペットショップや動物病院じゃな
主な職場はペットサロンですが、ペットショップや動物病院、ペットホテルもあります。
そのため、職場によっては商品紹介や受付や治療を手伝う場合も出てくるでしょう。
また、ペットサロンだけの場合でも動物だけを相手にするわけではありません。
接客も仕事の一つで、リピーターを確保するためには重要な仕事になります。
1日の流れ
お店は9〜10時に開店し、18〜19時に閉店するペットサロンが多いです。
他の業界と比べると始まる時間も終わる時間も遅く、ゆっくりとしたスタートになります。
休憩を入れると1日8時間なのですが、終わる時間が遅いので長く感じるかもしれません。
開店15分程度はお店の準備やトリミングの準備、最後の30分は片付けになるでしょう。
1日の流れの一例
- 9時半に出勤してお店の開店準備
- 10時に開店してトリミング開始
- 12時に昼休憩に入る
- 13時に昼休憩が明けて次のトリミング
- 18時までトリミングや接客、タオルの掃除等
- 18時半までに店じまいの準備をして閉店
午前中に1頭終わらせた位で休憩ですが、犬種や予約によってはお昼が遅くなる場合も。
土日や連休などは忙しく、14時〜15時くらいに昼休憩に入る場合も多いでしょう。
トリミングの間にはお出迎えに対応したり、次の準備やタオルの洗濯などがあります。
人の美容院では閉店後に練習もありますが、犬は負担が多いので殆ど無いようです。
トリマーの役割
犬のトリミングじゃ無いの?
犬の健康管理や飼い主さんの相談役もあるぞ
トリマーの役割はトリミングすることと考えがちですが、犬の健康管理も役割の一つです。
トリミングしていて気になることがあれば飼い主に伝えたり、相談を受けることも。
しこりや毛、歯、爪の状態をチェックすることで病気の早期発見に繋がることもあります。
犬を上手くコントロールするトリマーは、しつけの相談を受けることも多いでしょう。
給料や残業の有無などの本音
トリマーを目指すか考える上で、給料や残業など現実的なところも気になるでしょう。
しかし、実際のところは中々知る機会も少ないと思うので、本音の部分をまとめました。
もちろん、職場によって差が出るところですが、業界全体の話をまとめています。
給料は高くない
トリマーの平均年収は低いのね
指名がつくなどで上がってはいくがの
雇われトリマーは平均年収180〜300万円程度と、基本的に低いことが多いです。
人の散髪と違って減らせる工程が少ない分、一人の捌ける頭数に限界があるのが理由。
指名が入るような人気トリマーは単価が上がりますが、それでも年収500万円程度です。
人によっては十分な額ではありますが、家族を一人で養うとなると厳しいでしょう。
残業は少ない
残業が少ないのはなんで?
犬が居ないと仕事が無いからの
基本的にトリミングする犬が居ないと仕事はできないので、残業は少ないです。
あるのは予約が遅い時間に入っていたり、ギリギリまで立て込んでいた場合。
それでもトリミングが終わればあとは閉店作業の掃除くらいなので30分程度です。
職場にもよりますが、比較的残業の少ない業種と考えて良いでしょう。
独立する人が多い
独立は怖い気がするけど多いのね
他の業種に比べてリスクが低いのじゃ
先程も書いた通り、雇われトリマーのままでは給料が低いので独立する人も多いです。
また、技術と機材があればカットできるので、出費が少ないのも独立が多い理由の一つ。
お店の家賃代以外に出費のリスクが殆ど無く、自宅開業なら家賃すらかかりません。
もちろん集客できないと稼げませんが、独立して年収の上がる人は多いようです。
立地や技術にもよりますが、600万円程の人も多く、1000万円を超える人もいます。
やりがいや休日の過ごし方
ちょっと生々しい話が続きましたが、やりがいや魅力、休日の過ごし方も見てみましょう。
給料も仕事に求めることではあると思いますが、それ以外にも大切なことはあるはず。
雇われトリマーを長く続ける人もいますし、トリマーを続けるために独立する人もいます。
トリマーの魅力
毎日動物と触れ合えるのは魅力的ね
動物と触れ合える仕事は少ないからの
トリマーの魅力は、何と言っても仕事中に動物と触れ合えることです。
普通の会社員であればペットと触れ合えるのは帰宅後ですが、トリマーは一日中。
お利口わんちゃんや、ちょっと予想外の行動をする子など、いろんな子に癒されます。
また、その子たちをさらに魅力的にトリミングできることがトリマーの魅力でしょう。
やりがい
技術の上達がやりがいの一つね
感謝される機会も多いぞ
トリマーのやりがいは、「満足できるトリミングができた時」という人が多いです。
飼い主さんにありがとうを貰ったり、自分自身の上達にやりがいを感じるとのこと。
技術職なので、やはり技術の上達、認められることがやりがいに繋がるようです。
また、犬の病気にいち早く気けたときなど、飼い主さんに感謝される機会は多いでしょう。
休日の過ごし方
平日休みが多いみたいね
土日祝日は稼ぎどきじゃからの
休日の過ごし方自体はその人によって異なりますが、平日休みの人が多いようです。
基本的に土日祝日などは忙しい日になるため、シフト制で平日休みが多くなるとのこと。
イベントに日程が合わないこともありますが、人の少ない日が休みなのは助かります。
独立すると自分で日程も変えられますが、稼げる土日祝日は休みにくいでしょう。
どんな人に向いているか
動物が好きな人はもちろんね
毎日動物を自分の手で綺麗にできるからの
トリマーが向いているのは、動物が好きで毎日でも触れ合っていたい人でしょう。
また、お客様とのやりとりもあるため、接客が苦にならない程度の人付き合いも必要。
お礼をいただくこと機会も多いため、人から感謝されたいという人も向いています。
独立も他の業界に比べるとしやすいため、いつかお店を持ちたいという人も良いでしょう。
どうやったらなれるのか
では、トリマーになるためにはどのように行動していけば良いのでしょうか。
トリマーになる方法はいくつかあるので、自分に合った方法を見つけるのが大事です。
それぞれのメリット、デメリットを理解して選ぶと良いでしょう。
トリマー資格を取る
トリマー資格は必須では無いのね
技術の証明として必要じゃがの
トリマーには国家資格がないので資格がなくてもなれますが、無いと雇ってもらえません。
基本的には専門学校に通うか、実技のある通信で資格と技術を身につけましょう。
どちらでもトリマーになることは可能ですが、メリットデメリットは大きく違います。
基本的に進路に悩んでいる学生なら専門学校、社会人や主婦なら通信がおすすめです。
より細かな解説はトリマー資格を取るなら専門学校と通信どちらがいい?をご覧ください。
あわせて読みたい
アルバイトで技術を磨く
最初から就職できるのが一番ね
難しい場合はアルバイトも手じゃ
専門学校や通信の実技で学べる技術は、現場に出るために必要な最低限の技術です。
実際には現場に出て経験を重ねていくことで、現場で使えるレベルに成長していきます。
そのため、就職時には資格よりも技術が重要視され、技術があれば就職も楽でしょう。
しかし、実際に働かないとカットする機会も少ないので、最初はアルバイトがおすすめ。
取り急ぎ収入を得られ、技術がつけば正社員や独立を目指しやすくなります。
最初から就職できるに越したことは無いですが、難しければアルバイトも考えましょう。
まとめ
トリマーの仕事内容はトリミングだけでなく、接客や犬の健康管理もあります。
一日5〜6頭を8時間の中で仕上げるため、忙しいことも多いでしょう。
大型犬の場合力も必要な肉体労働で、給料もあまり多いとは言えません。
しかし、動物と毎日触れ合え、感謝されることも多い、やりがいのある仕事です。
また、給料の面では独立しやすい点でカバーしている人も多いようです。
毎日動物と触れ合いたい、人に感謝されるのが好きな人に向いているでしょう。
通信で目指す場合、トリマー資格取得におすすめの通信講座は?もご覧ください。