高齢うさぎっていくつから?
年齢が5歳くらいからじゃのう
うちのうさぎは人間でいうと何歳なんだろう?最近動きが鈍いかな?
うさぎの食欲が減ってきたり、寝てばかりになってくると、急に不安になりますよね。
年齢に応じたケアができれば、うさぎは健康に長生きすることができるでしょう。
この記事では、うさぎの人間年齢、老化のサインと対策についてまとめました。
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うさぎの人間年齢
うさぎが人間でいうと何歳なのかを知ることは、飼育のイメージを掴む上で大切です。
あくまで目安ではありますが、その子の年齢にあった対応を心がけましょう。
うさぎの年齢 | 人間の年齢 | |
---|---|---|
仔うさぎ | 2ヶ月 | 5歳 |
3ヶ月 | 7歳 | |
6ヶ月 | 13歳 | |
若いうさぎ | 1歳 | 20歳 |
2歳 | 28歳 | |
3歳 | 34歳 | |
中年うさぎ | 4歳 | 40歳 |
5歳 | 46歳 | |
高齢のうさぎ | 6歳 | 52歳 |
7歳 | 58歳 | |
8歳 | 64歳 | |
老うさぎ | 9歳 | 70歳 |
10歳 | 76歳 | |
11歳 | 82歳 | |
12歳 | 87歳 | |
13歳 | 92歳 | |
14歳 | 97歳 | |
15歳 | 102歳 |
老化のサイン
うさぎの老いたサインは徐々に現れます。
飼い主さんにできる事は、不調のサインをできるだけ早く発見することです。
少しでも長く幸せな時間を一緒に過ごせるよう、普段からしっかり観察しましょう。
老化のサインを確認したら、症状に合わせてストレスのない生活環境を整えてあげます。
食が細くなる
ペレットを砕いてくれると助かる
おやつを混ぜるのも手じゃ
うさぎも歳を取ってくると餌を食べる量が減ってきます。
食べる体力自体が落ちてくるので、ペレットを小さく砕いて与えても良いでしょう。
やりすぎると良くないのですが、餌の中に好物を混ぜて与えるのも手です。
好物の野菜やおやつなどを与えても食べないようであれば、うっ滞の可能性もあります。
動きが鈍くなる
動きたくないし、眠ってたい
肥満には要注意じゃ
人間と同じで、うさぎも老いてくると足腰が弱ってきます。
足のスピードが遅くなったり、寝ている時間が多くなるでしょう。
部屋や外で遊ばせたり散歩させる時には、段差で転ばないよう注意してあげましょう。
眠る時間が増える上、あまり動かなくなるので、肥満の傾向もあります。
毛艶が悪くなる
血行が悪くなるのよ
マッサージが効果的じゃ
新陳代謝が落ちると毛づやが悪くなり、手触りもゴワつき始めます。
老化のため体が思うように動かなくなり、グルーミング回数も減少。
腸の動きも弱くなるので、こまめなブラッシングで、毛を飲み込まないようにしましょう。
嫌がらなければ、マッサージで血行促進をしてあげるのも手です。
高齢うさぎの飼育ポイント
うさぎは5歳位から老化の兆しが見え始め、体力も落ちてきます。
新陳代謝も悪くなり、運動量も減ってくるため、肥満の心配も出てきます。
病気も発症しやすくなるので、早めに老化に気付き、飼育を見直すようにしましょう。
高齢のうさぎは、仔うさぎと同じように、飼育やエサに気をつけなければなりません。
ペレットを切り替える
低カロリー、低カルシウムのペレットが良いわ
シニア用のペレットもあるぞ
若い頃と同じフードを与えていると、運動量が減って太りやすくなります。
尿石症のリスクも上がるので、低カロリー、低カルシウムのペレットに切り替えましょう。
ペレットはシニア用の製品もあるので、各商品の栄養成分表を見比べて選んでください。
与える量は体重の1.5%程度を目安に与えます。
牧草を見直す
チモシーが嬉しいな
2番狩りにすると更に良いぞ
牧草は低カロリー、低カルシウムのチモシーが良いでしょう。
若いうさぎに与えることの多いチモシーの1番刈りは、茎が太くて固めです。
歯根も弱ってくるので、全体的に柔らかく、指向性も高い2番刈りがおすすめ。
与える量は気にせず食べ放題で与えますが、食べ残す場合は量を調整しましょう。
MEMO体調によっては、サプリメントも取り入れましょう。胃腸の働きを助ける乳酸菌や、関節に効くコエンザイムQ10などが一般的です。
免疫力を高めるプロポリスを、日常的に与えておくのも良いでしょう。どのサプリメントを取り入れるかなどは、動物病院で相談すると安心です。
バリアフリーにする
スロープを設置してほしい
ロフトも危険なので撤去じゃ
うさぎの足腰が弱くなるので、スロープを設置するなどの配慮が必要です。
無理に運動させる必要はありませんが、寝てばかりいても身体に良くありません。
段差が億劫になってケージから出て来ない場合はスロープの出番。
そのほか、トイレの高さが低いもののに切り替えたり、ロフトの撤去なども出来ます。
温度や湿度を一定に
夏はジメジメして嫌だわ
湿度はないがしろにされやすいからのぅ
高齢のうさぎにとって、季節の変わり目や日中の急激な温度変化はこたえるものです。
特に、じめじめした梅雨時期は、高齢うさぎが特に体調崩しやすい季節。
湿度が40〜60%になるよう除湿機やエアコンで調整し、水を使った掃除も控えましょう。
夏場はエアコンなどで室温を28度以下に保ち、風通しの良い場所にケージを置きます。
冬は布などをケージにかぶせて寒気を防ぎ、ペットヒーターも入れるとより安心でしょう。
環境の変化に気をつける
模様替えはドキドキしちゃう
変化の無いのんびりスローライフが良いのじゃ
歳をとったうさぎは、今まで以上に、環境の変化に敏感です。
ケージの置き場所を変えたり、レイアウトを変えるだけでストレスになることもあります。
今までと変わらない環境で、なるべく静かに過ごさせるようにしましょう。
うさぎのためにレイアウトを変更しないといけない時は、少しずつ数日かけて変更します。
病気のサインと予防
高齢うさぎは様々な機能の衰えにより、抵抗力も落ちて病気になりやすくなります。
1番大事なことは少しでも早く気づいて、適切な対応してあげることです。
ただでさえ体調不良を隠すうさぎが、老いなのか病気なのか更に分かりづらくなります。
普段からうさぎと触れ合い、注意深く観察し、出来る範囲で手を尽くしてあげましょう。
なりやすい病気
- 腫瘍
- 骨折・関節の不調
- 生殖器の病気
健康管理をしてあげる
グルーミングを手伝って欲しいの
ダニのチェックも一緒に行うと良いぞ
うさぎは歳をとると、毛づくろいをしなくなってきます。
特に長毛種は、念入りなブラッシングを心がけましょう。
抵抗力が衰えるとダニが寄生しやすくなるので、ブラッシングの際はフケをチェック。
フケがあったら動物病院へ。老化によるものか、ダニの寄生なのか見てもらいましょう。
体調チェックを欠かさずに
毎日の健康チェックが重要ね
出来れば2ヶ月、少なくとも1年に1回は病院に行くのじゃ
体重の減少や、ストレスサインの有無もチェックします。
また血行促進のために、体をマッサージしてあげるのもオススメです。
小さな変化にも気付けるよう、毎日欠かさず健康チェックをしてください。
また、出来れば2ヶ月に1回、爪切りついでに病院で健康診断を受けましょう。
病気の早期発見だけでなく、病院に慣らしておく意味もあります。
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繁殖はさせない
高齢出産はしんどいわ
子供も母うさぎも危険じゃ
5歳を過ぎた高齢のうさぎには繁殖をさせないようにしましょう。
歳をとったメスうさぎには、オスを近づけないように。
高齢うさぎの体に妊娠、出産、育児と言うのはかなりの負担になります。
妊娠中毒や妊娠途中で胎児が死んだりして、母うさぎの命まで縮める可能性も。
まとめ
うさぎの年齢を人間に換算すると、3〜5歳で中年となり、5歳以上は高齢です。
食が細くなる・動きが鈍くなる・毛艶が悪くなってきたら老化の証拠です。
餌やレイアウトの変更、温湿度管理の徹底など、年齢にあった飼育に切り替えましょう。
高齢のうさぎは特に、毎日の健康チェックなどで、病気の早期発見に努めましょう。
動物病院の検索はEPARKペットライフから簡単に見つけることができます。
また、今回を機にうさぎの病院代が心配になった方、気になる方は、ペット保険についても検討しましょう。
うさぎのペット保険は数が少ないうえに、2~3歳までしか入れないことがほとんどです。
高齢になり病院のお世話になることが増えてから検討しても、入ることができません。
実際にペット保険に入っていなかったうさぎ店長の実体験記事も掲載しています。
気になる方はうさぎにペット保険は必要か?実体験から得たポイント3つもご覧ください。
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