鳴き声で気持ちが分かる?
声が小さいがよく聞くと違いも分かるぞ
うさぎの鳴き声がうるさくて賃貸マンションで飼えないということはいうことはないか。飼っていてどんな理由で鳴いているのかは気になるところでしょう。
うさぎの鳴き声は小さいですが、意外と様々な鳴き方をし、うさぎの気持ちを知る上で非常に重要です。
うさぎの鳴き声について知れば、賃貸で飼う時の不安も和らぎますし、うさぎの気持ちが分かってより仲良くなることができます。
この記事ではうさぎの鳴き声について、大きさや鳴き方によるうさぎの気持ち、賃貸マンションで飼うことができるかについてまとめました。
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うさぎは鳴くのか
うさぎが飼いやすいと言われている理由の1つに、あまり鳴かないと言う特徴が挙げられますが、実は小さく声を出していることがあります。
といっても、うさぎには声帯が無いため、鼻を鳴らしたり食道を狭めたりすることで鳴き声のような音を出しているのです。
そのため、全てのうさぎが鳴くわけではなく、鳴き声も様々ですので、前後の行動をよく観察しながら何を話しているのか想像し、意味を考える必要があります。
賃貸マンションでも飼えるのか
鳴き声が煩くないかしら
隣にまで聞こえることは稀じゃろう
声を発しているわけでは無いため犬猫ほどクリアでは無く、隣の部屋まで声が響くようなことは無いでしょう。
近隣の住民を気にするほどではありませんので、うさぎを飼育して良いマンションであれば問題なく飼うことができます。
ペット不可の物件であっても、臭いが無く鳴き声も小さいうさぎは不動産会社や家主さんに相談することで許可が出ることも多いです。
物音には注意
じゃあ飼っても問題ないね
物音を気にする飼い主さんもおるぞ
うさぎは薄明薄暮性で夕方に動きが活発になるため、隣まで響くほどではありませんが、飼い主さん自身が物音を気にしないかどうかは重要になります。
給水ボトルから水を飲む音やケージを噛んだり走ったりする音、食器やおもちゃで遊んだり足ダンをする場合には物音が気になるかも知れません。
ほとんどの人は大丈夫ですが人によっては気になって眠れないこともあるようなので、音の少ない用品を選んだり、しつけて改善を行い、難しい場合もあることを覚悟しましょう。
鳴き声からうさぎの気持ちを知る
うさぎの気持ちを知る上で鳴き声は非常に重要なポイントになります。
とは言っても最初は聞き分けられないと思いますので、前後の行動から結びつけてその子がどんな時にどんな声を出すのかを把握していきましょう。
大まかな鳴き声による気持ちをまとめました。
ぶうぶう、ぶっぶっ、ぶーっ
ぶぅぶぅは怒っているんだよ
低く重い音じゃのう
ブーブーと低い声で鳴く時は不満があったり、怒ってる時です。びっくりしたり怯えている時も、同じように低く鳴き、心臓がバクバクしていることもあります。
一緒に行う行動としては足ダンやケージをかじる、ものをひっくり返そうとするなどがあります。
抱っこや爪切りなどわかりやすく不満の原因がわかる時は良いのですが、特に原因が分からない場合には注意深く観察してケージ内の配置や病気などを疑ってみましょう。
ただし、言いなりになってしまうと自分の方が上だと勘違いしてしまいますので、餌や外に出して欲しい、構って欲しいなどの場合には決まった時間以外無視しましょう。
ぷうぷう、ぷっぷっ、ぷーぷー
嬉しい時はぷぅぷぅ!
高く軽快な音じゃ
嬉しかったりご機嫌な時、楽しい時などはぷぅぷぅと高く鼻を鳴らします。また遊んで欲しい時にも同じ鳴き方をします。
一緒に行う行動としては、飼い主さんの周りを回る、後ろをついてくる、鼻で突いたり手の下に潜り込もうとしたりします。
甘えんぼのうさぎで飼い主さんにもよく懐いている状態なので、思う存分甘やかして、撫でるなどそのうさぎの喜ぶことをしてあげましょう。
ただし、何十分も撫で続けたり構ってあげすぎると、どんどん甘え上手になっていくので、おねだりされ続けても飼い主さんのペースで切り上げるようにしましょう。
クックッ、ぷーぅ、ぶーぅ
リラックスすると鼻から音が漏れちゃう
落ち着いた長めの音じゃ
リラックスしている時や撫でられて満足している時には、鼻から音が漏れるようにクックッと鳴きます。
一緒に行う行動としては、目を細めて気持ちよさそうにしていたり、顎やお腹を地面につけて座ったり横になっていることが多いです。
いきなり鳴くと怒っているのかなと心配になるかも知れませんが、うさぎの表情や姿勢を見てリラックスしているようであれば続けてあげると良いでしょう。
そのまま気持ちよさそうに寝てしまった場合にはゴットハンドだとほくそ笑みながら一緒に寝ると気持ちいいのですが、潰さないようにだけは気をつけてください。
キーッ、キッキッ、キュー
逃げ出したい時はキーッだよ
明らかに異常な声じゃ
強い恐怖を感じたり苦しかったり痛い時は、キーッやフィフィといった高い声を発します。
目を明らかに見開いて緊張していたり、毛や耳を逆立てて威嚇しているような少し腰の引けたポーズを一緒に行うことが多いです。
うさぎは追いかけられることに恐怖を感じるので絶対に行わず、おやつなどで誘導したり気長に待つようにし、グルーミング等で固定している場合は早めに切り上げましょう。
特に飼い主さんが何かしたわけでも無くこのような鳴き声を発した場合はかなりの緊急事態なので、動物病院へ行きましょう。
その他の鳴き声
あくまで代表的な鳴き声をまとめましたが、個体によって鳴き方は異なり、飼い主さんによって聞こえ方も様々でしょう。
前後の行動を見逃してしまった、いまいち原因が分からないという場合でも、明らかに異常とわかる高くうるさい声以外は気にしすぎる必要もありません。
鳴かない子もいるくらいなので、うさぎの気持ちを知る上で分かったらいいな良いなくらいに考えると良いでしょう。長く一緒にいると自然とわかってきます。
- 高く短い軽快な感じだと喜んでいる
- 低く重い感じだと怒っている
- 低く落ち着いた感じだとリラックスしている
- 高くうるさい感じだと恐怖を感じている
鳴き声以外からも気持ちはわかる
うさぎは無表情だと思われがちですが、鳴き声以外にも様々なしぐさや表情、姿勢で自分の気持ちを表現します。
鳴き声は個体差があるので、その他の気持ちを表す表現も知っておくことでより正確にうさぎの気持ちを把握することができます。
代表的なものをまとめましたので、一緒に確認すると良いでしょう。
表情
意外と表情豊かなのさ
目や耳、鼻の動きに注目じゃ
うさぎが怒っている時には目を見開き、耳や毛を立て、奥歯をギリギリと鳴らしたり、鼻を活発に動かしたりします。
逆にリラックスしている時には目を細め、耳は折りたたまれており、小さく歯ぎしりをしたり、鼻の動きも一定です。
人間と同じように嬉しい時には目が輝いているように見えますし、意外と表情豊かなので普段からよく観察して気持ちを理解してあげましょう。
行動やしぐさ
何かあると身体が動いちゃう
意外とわかりやすいしぐさじゃのう
最もうさぎの気持ちが現れるのが、行動やしぐさでしょう。嬉しい時には飛び跳ねたり走ったりもしますし、リラックスしている時にはあくびをしたりもします。
怒っている時にはうさパンチを繰り出す子もいますし、甘え上手な子は鼻先でツンツンして構ってアピールをしてくる子もいます。
一つ一つの行動が飼い主さんの心を癒してくれること間違いなしですが、うさぎは少しずつ心を許してくれる生き物なので気長にのんびりと一緒の時間を過ごしましょう。
うさぎが中々なつかない
そんなにすぐには懐かないよ
時間をかけてゆっくり信頼を得るのじゃ
うさぎが中々なついてくれないという場合には、何か原因となっているものがないかを一つ一つ潰していきましょう。
うさぎは飼い主を臭いや声で判断しているので、コミュニケーションやふれあいが足りないのかも知れませんし、逆にベトベト触りすぎて嫌がられているのかも知れません。
うさぎごとの性格を理解し、その子にあった方法でアプローチをゆっくりと時間をかけて行なっていくことが大切です。
まとめ
うさぎには声帯がないため鳴くことができず、鼻や食道から音を出しているので近隣住民を気にするほどの大きさではありません。
それよりも、うさぎを飼っても良い賃貸マンションなのか、自分自身は物音が多少うるさくても我慢して対策を打つ気があるのかを考えましょう。
うさぎの鳴き声は、音の高さと長さから大体4つに分けることができますが、個体差もあるため重要なことは前後の行動と結びつけて考えることです。
表情やしぐさからもうさぎの気持ちがわかるように把握しておけば、すこしずつそのうさぎの気持ちがわかってくるでしょう。