通信と専門どっちが良いかな
どっちの方が良いというものでもないぞ
トリマー資格を取る上で通信講座と専門学校どちらを取るかは悩むところでしょう。
特にどちらかの選択肢しか取れない人にとって、デメリットの克服方法も気になるところ。
それぞれのメリットデメリットを理解し、どうすればトリマーになれるか考えましょう。
この記事では、それぞれの特徴とデメリットの具体的な克服方法をまとめました。
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資格取得までの期間
まず、資格を取れるまでの学習期間について比べて見ましょう。
一刻も早く資格が欲しい人、トリマーになりたい人にとって学習期間は大切。
特に、忙しい主婦や社会人にとって平均的な学習期間は重要になります。
通信講座の方が早い
専門学校は1年〜4年ね
通信講座は5ヶ月〜10ヶ月じゃ
学習期間については通信講座の方が圧倒的に早く、1年程度の開きがあります。
通信講座であれば平均的な学習期間は5ヶ月〜10ヶ月ほどですが、専門だと2年。
専門だとまとまった時間が必要ですが、通信なら自分に合った時間に勉強できます。
夜間に学習できる専門学校もありますが、JKC資格のB級が取れる所は無いようです。
専門学校も1年コースがある
専門学校でも1年で終われる所があるのね
ただし、取れるのはJKCのC級までじゃ
専門学校には夜間コースの他に1年で卒業できるコースもあります。
しかし、この場合にもJKCのB級トリマー資格を取れる学校はありません。
そのため、専門学校でトリマー資格を取るメリットはなくなってしまいます。
通信講座だと途中で辞めてしまいそうという人以外はあまりメリットが無いでしょう。
取れる資格の違い
トリマー資格を取る上で気になるのは、どんな資格が取れるのかという点。
特に、トリマー資格には国家資格が無いため、様々な資格が乱立しています。
そのため、JKC公認のトリマー資格のB級以上だけが就職に有利という状況です。
JKC以外の資格でもトリマーになれますが、不利なことは知っておきましょう。
JKC公認トリマーは専門学校だけ
通信講座でもJKCの資格はとれるの?
残念ながら講座の中では取れないのじゃ
しかし、残念ながらJKC公認のトリマー資格が取れるのは一部の専門学校だけです。
通信講座の中ではJKC資格を取ることができず、独学で取得することになります。
C級までなら通信講座の内容で取得することができますが、B級は努力も必要です。
時間の取れるときに自分でカット経験を増やし、技術をあげるなどの行動を取りましょう。
通信講座でも取れるけど
個人的にJKCの試験を受けることはできるのね
ただし、専門学校より時間がかかるぞ
学習期間が短い分の技術不足は努力で補えますが、どうしても超えられない問題も。
それが、JKCの資格条件が専門学校以外だと厳しくなってしまう点です。
試験内容等に変更はありませんが、C級を取るのに2年、B級だとさらに2年かかります。
専門学校だとC級が1年、B級が2年で取得できるのを考えると大きなデメリットです。
資格取得までの費用
もう一つトリマー資格を取る上で気になるのが、資格取得までの費用です。
専門と通信では資格取得までの費用に大きな差があり、専門学校は難しい人も。
得られるメリットと費用を天秤にかけながら、どちらを選択するか考えましょう。
通信講座の方が格段に安い
専門学校の費用は払えないわ
通信講座なら4分の1じゃ
費用に関しては通信講座の方が圧倒的に安く、だいたい4分の1から5分の1程度です。
専門学校だと240〜300万円程かかりますが、通信講座だと30〜60万円程度になります。
分割払いに対応している通信も多く、月々5,000円の24回払いから受けられる講座も。
専門学校の1年卒業コースでも130〜150万円程度なのでかなり費用を抑えられます。
実技研修を合わせても
あれ、5,000円の24回払いだと12万円程度じゃない?と思った人もいるかもしれません。
先ほどの30〜60万円というのは実技研修やライセンス発行代なども合わせた金額。
内訳としてはだいたい、下記のような内訳になります。
- 受講料:10万円
- 実技研修:25万円
- ライセンス:2万円(受験+発行)
通信講座によって費用は変わってきますが、だいたいこれくらいの費用感です。
実技研修も分割払いに対応している場合があり、月に5万円の5回払い程度。
受講料に比べると月の負担は大きいですが、専門学校に比べるとかなり安い金額です。
学べる範囲の違い
通信講座と専門学校では学べる範囲に違いがあり、その違いも就職に影響します。
なぜなら、トリマーはペットショップや動物病院に併設されていることが少なく無いから。
しつけや商品知識、ときには治療のお手伝いをする場面がある職場も少なくありません。
そのため、動物看護学やペット販売の知識を持っていると就職に有利になります。
専門学校の方が範囲が広い
トリマー以外の知識も必要ね
働く場所はペットサロンに限らんからの
学習期間が違うので当たり前ですが、学べる範囲は専門学校の方が広くなります。
動物看護学やペット販売の知識だけでなく、経営など独立まで視野に入れている所も。
そのため、より幅広いところで活躍する機会が生まれ、就職に有利です。
そのぶん学習期間が長くなるので、最短でトリマーになりたいという人には向きません。
広く学べる通信講座もある
トリマー以外の知識は通信で無理?
広く学べる通信講座もあるぞ
基本的に必要な知識だけをまとめた通信ですが、広い範囲が学べる講座もあります。
例えばたのまなという通信講座のトリマープロフェッショナルコース。
トリマーの知識だけでなく、動物看護学や経営学、社会学など5つの分野が学べます。
さらに、小動物看護士やペット販売士の資格も取れるなど充実した内容です。
どちらがおすすめか
では実際に、それぞれどんな人におすすめなのか見ていきましょう。
先ほど書いた大きな違い以外の細かいメリット・デメリットについてもまとめました。
デメリットをどう克服するかも重要なのでチェックしておきたい所です。
進路を検討中の学生
進路を迷っている学生なら専門学校をおすすめします。
お金と時間を確保できるのであれば、就職に有利なJKCのB級以上を取りましょう。
メリット
- 最短でJKCのB級が取れる
- 広い範囲の勉強が可能
- 先生に習え、質問もしやすい
- 仲間がいるので挫折しづらい
ただし、お金と時間については、主婦や社会人にとってどうにもならない場合が。
そういった場合は、通信講座で資格を取るか、夜間・一年コースに通うかです。
ただし、夜間や一年コースではメリットの最初の2つの恩恵を受けません。
通信講座でもやりきる、技術を取得する努力ができるかよく考えましょう。
デメリット
- 費用が高い
- まとまった時間が必要
- 卒業まで2年は必要
- 自主的に動く習慣が付きづらい
以外と通うだけで満足し、自主的に動かないことでお金や時間を無駄にするケースも。
学校に行かなくなってしまうまでになると、お金だけをドブに捨てることになります。
忙しい社会人や主婦
トリマーにJKC資格が必ずしも必要というわけでは無いので、通信も選択肢に入ります。
結局は技術勝負なので、主婦や社会人は通信で資格をとり、技術を磨くのも手。
トリマーになるために本気で行動できるのであれば、期間が短い通信の方が有利です。
メリット
- 費用が安い
- 短い期間で資格が取れる
- 自分のペースで勉強できる
- 自分から動く習慣がつきやすい
通信しか選べない人にとっては、通信のデメリットも気になるところでしょう。
しかし、デメリットをあらかじめ知っておけば、手を打つことも可能です。
主な通信のデメリットは下記の通り。
デメリット
- JKCの資格は独学になる
- 分からないことがあると躓く
- 仲間がいないので挫折しやすい
- 自分から動く必要がある
通信講座でトリマーになるには
時間や費用的に通信しか選択肢が無い人にとってデメリットは大きな不安材料でしょう。
しかし、これらのデメリットは対策を打って入ればどうということもありません。
特に一番大事な技術面に関しては、早く資格が取れる分、専門より早く動き出せます。
技術を磨く方法
- 休みの日に無償で働く
- 一旦アルバイトで働く
- 愛犬や友人の犬をカットする
- SNSでカットモデルを募る
少し勇気のいる行動かもしれませんが、自分のできる範囲で経験を積めば良いのです。
技術以外はどうすればいいのと不安な人も安心してください。
下記のポイントを押さえた通信教材を選べば、デメリットも潰すことができます。
通信講座選びのポイント
- 実技研修を受けられる
- 質問が出来る通信を
- 生徒同士の繋がりがある
- 広い範囲が学べる
質問が何回でも無料で出来る通信講座も多いですし、掲示板があるところもあります。
広い範囲の学習だけでなく、独立や就職のサポートが強い通信講座も。
実技研修は技術を磨く上で必須なので、必ず実技があるところを選びましょう。
主な通信講座とおすすめはトリマー資格が取れる5講座を徹底比較にまとめています。
まとめ
専門学校に通う時間とお金が確保できる人は専門学校を選びましょう。
しかし、それが難しいからといってトリマーを諦める必要はありません。
通信講座でもトリマーになれますし、デメリットを知って入れば潰すことも可能です。
通信講座でトリマーを目指す場合は、実技とサポートの充実した物を選びましょう。
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