JKCのトリマー資格って?
トリマー資格で最も有名な資格じゃ
JKC公認のトリマー資格って他と何が違うの?どうやって取るの?と言う人も多いはず。
これからトリマーを目指す人にとってJKC資格について知っておくことは大切です。
他の資格との違いと自分に必要なのかを知り、後悔のない資格取得を目指しましょう。
この記事では、JKC資格についてと取得の仕方、通信で取る方法をまとめました。
スポンサーリンク
JKC公認のトリマー資格とは
参照:JKCの公式HP
JKCとは一般社団法人のJapan Kennel Club(ジャパンケネルクラブ)の略です。
日本最大の畜犬団体で、血統書発行等もしているので馴染みの深い人も多いのでは。
このJKCは資格の公認等も行なっており、トリマー資格を取ることもできます。
JKC公認トリマーは就職に有利
JKC公認だとどうなるの?
就職に有利になるのじゃ
トリマー資格には様々なものがありますが、国家資格がなく、その基準も様々です。
そのため、日本最大の飼い犬団体であるJKCの公認資格は他の資格よりも就職に有利。
JKCのトリマー資格を持ってないと受けられない求人や、給料が上がる場合もあります。
専門学校に一定期間通い勉強した証明でもあるので、就職に強いのも納得です。
資格には級がある
JKC公認のトリマー資格は5つの級に分かれており、級が上がるほど就職に有利です。
あくまで体感ではありますが、それぞれの実力は下記の通り。
- C級:基本的な知識を持つ
- B級:業務を手伝えるレベル
- A級:現場で使えるレベル
- 教士:人に教えられるレベル
- 師範:神
それぞれの級に進むには、条件をクリアするか、人から推薦してもらう必要があります。
資格の取得方法について詳しく見ていきましょう。
JKC公認のトリマー資格をとるには
JKC公認のトリマー資格を取るためには、満18歳以上でJKC会員になる必要があります。
この2つの最低条件に、各級を受けるための条件を満たせば、試験を受けることが可能。
年に1回、全国14ブロックで試験を受け、筆記70点以上、実技70点以上で合格です。
では、具体的な級の上げ方や、一般的な勉強方法について見ていきましょう。
各級を受けるための条件
各級を受験するためには、先ほどの条件と合わせて次の条件を満たす必要があります。
いきなり上の級を取ることはできない点に注意。
- C級:2年間以上のJKC会員歴
- B級:C級から2年以上経過
- A級:B級から3年以上経過
- 教士:満30歳以上で、A級から5年経過
- 師範:推薦が必要
つまり、B級を取ろうと思って会員に入った場合、最低でも4年はかかることになります。
しかし、必ずしもこの条件を満たさなくても級をあげる方法があるので注意。
主な勉強方法
専門学校に通うか独学ね
通信講座も独学の一つじゃ
JKCの公認トリマーになるには、独学で勉強するか、専門学校に入るかです。
そして、専門学校に入れば、1年でC級、2年でB級、4年でA級を取ることも可能。
独学は2年でC級、4年でB級、7年でA級なので、専門学校は約半分の期間で済みます。
ただ、就職するだけであればC級、B級で十分なため、1〜2年で卒業する人が殆どです。
何のためにJKCの資格をとるか
しかし、JKC資格にこだわる必要があるのかは、しっかりと考える必要があります。
なぜなら、トリマーになるためだけであれば、必ずしもJKC資格は必要ないから。
社会人や主婦の方は専門学校に通うのが難しいですが、諦める必要はありません。
JKC資格が就職に有利な理由
有名大学が就職に有利なのと一緒ね
絶対では無いが信頼性は高いからのう
まず、なぜJKC資格の方が有利かと言うと、資格の信頼性が高いからです。
JKC資格は間違いなく専門学校で一定期間トリマーについて勉強し、技術を磨いた証拠。
その他のトリマー資格は、通信を卒業していれば誰でも取れるので技術に差があります。
結果的に、JKC資格保有者の方がちゃんとしている可能性が高いと言う判断です。
JKC資格でも級によって差がある
JKC資格でもC級だと恩恵はあんまりよね
他の資格と大きくは差がないのう
しかし、JKC資格であっても就職に有利なのはB級から。
そうなると最低でも2年は専門学校に通う必要があり、社会人や主婦にはきついでしょう。
だからこそ、2年間がっつりトリマーについて勉強したと言う実績が信頼に繋がります。
ですが、あくまで信頼性が高いというだけで、現場で使えるかはまた別の問題です。
結局は技術勝負
結局必要なのは技術よね
技術があれば資格は関係ないぞ
確かにJKC資格は就職に有利ですが、必要なわけではなく、トリマーの世界は技術勝負。
現場からしてみればB級資格者だろうと、卒業したばかりなら使えない子がほとんど。
現場で1年も経験を積んでいれば、専門を出たばかりのB級資格者より上手いはずです。
技術を見て貰えば雇ってもらえますし、その頃にはJKCを取る必要も無くなるでしょう。
通信でトリマーになるには
では、どうすれば通信でもトリマーになることができるのでしょうか。
方法は2つで、通信講座で学んだことを元にJKC資格をとるか、技術を磨くかです。
通信講座の中でJKC資格を取ることはできませんが、学んだことは無駄になりません。
JKC以外の資格でも就職できますし、難しい場合は技術か資格をあげれば良いのです。
C級になるには通信でOK
通信でもC級の知識と技術は身につくよね
実技のある通信講座なら大丈夫じゃ
JKC資格のC級であれば、JKC会員になり2年経つことで受験資格を得ることが可能。
また、実技のある通信であれば、C級を取るのに十分な知識と技術を身につけられます。
通信であれば5〜10ヶ月程度で卒業出来ますし、その際に資格が取得できるのは強み。
専門学校より早く就職できる場合もありますし、早めに動き出すことも可能です。
通信でB級になるのも手
通信でもB級になることは可能よね
時間はかかるが費用は抑えられるぞ
専門学校だと2年で240〜300万円程かかりますが、専門なら10〜30万円程度。
実技研修を受けたとしても30〜60万円程度なので、専門学校の4分の1程度で済みます。
ただし、通信でB級を目指すには元々JKC会員でもない限り、最低でも4年かかります。
急いでいるわけではなく、将来はトリマーになりたいという人は良いでしょう。
通信で技術を磨く方法
そんなに時間をかけていられないという人は、資格にこだわらず技術を磨きましょう。
基本的な知識や技術を通信で身につけ、その後に技術を磨くために行動していきます。
よく取られている方法は以下の通り。
- 一旦アルバイトで働く
- 休みの日に無償で働く
- 友人にお願いしてカットする
- 愛犬を自分でカットする
少し勇気のいる行動かもしれませんが、あとで後悔するよりもずっと良いはずです。
これらの行動で技術を身につけ、就職活動時に技術を見てもらえるようお願いしましょう。
特に、休みの日にペットサロンに無償で働かせてもらうのは効果的。
JKC資格と通信講座について
JKC資格はペットトリマー資格の中で最も信頼性の高い資格です。
就職に有利で、給料も変わる可能性があるので、資格に迷ったらJKCが良いでしょう。
そのため、専門学校に通えるならその方が良いですが、難しい人は通信がおすすめ。
実技付の通信であればそのまま就職できることもありますし、技術は無駄になりません。
そのまま就職できなかった場合も、色々な方法で技術を磨くことが可能になります。
半年から1年もすればJKCのB級より技術がつくはずなので、就職にも有利です。
場合によっては専門学校より早いこともあるので、社会人や主婦にもおすすめ。
主なトリマーの通信講座とおすすめは通信講座5つを徹底比較にまとめてあります。
あわせて読みたい