犬が餌を散らかして困る
原因ごとに対処法は違うぞ
犬が餌をこぼす・散らかして困っていませんか。毎回掃除をするのは大変です。
しかし、明確な意思を持って行っている場合もあれば、わざとじゃない場合もあります。
犬が餌入れをひっくり返したり、鼻で押すなどの行動をしていないか観察しましょう。
原因が明確に分かる、もしくはわざとじゃないことが分かれば、対処は簡単です。
餌のお掃除から解放されるため、行動から原因を探り、適切な対処を取りましょう。
この記事では、犬が餌を散らかす原因、それぞれの対処法についてまとめました。
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犬が餌を散らかす原因
ではまず、犬が餌を散らかす・こぼす原因にはどのようなものがあるのか見てみましょう。
どのような原因があるか知れば、犬の行動が見えてきて、より正確に観察できます。
愛犬がどの原因に当てはまるのか想像しながら下記の項目をチェックしてみましょう。
餌を散らかす原因
- 食べ方が悪い
- 興奮している
- 餌が気に入らない
- 食べる場所が気に入らない
- お腹が空いていない
どれが原因か行動から探る
原因がいくつもあると分からないよ
犬の行動から絞り込めるぞ
どんな原因があるのか分かったら、次は犬の行動をよく観察してみましょう。
犬が餌をこぼしている時、散らかしている時の行動が分かれば、対処法が見えてきます。
また、行動を観察してみるとわかりますが、原因が一つではない場合も。
それぞれの行動ごとの原因と対処法について詳しく見ていきましょう。
犬が餌入れをひっくり返す場合
まず、犬が餌入れをひっくり返してしまっている場合の原因と対処法を見ていきましょう。
餌入れをひっくり返す場合、ひっくり返した後の行動も詳しく見てみると良いでしょう。
ひっくり返した後に特定の餌だけを選んで食べていることが多いかと思います。
餌入れをひっくり返す原因
- 餌が気に入らない
- 食べ方が悪い
餌入れをひっくり返す行動が見られる子は、餌を選り好みしている可能性があります。
いくつかの粒が混ざったドッグフードを与えている場合は、好きなものから食べるなど。
餌入れに混ざった状態だと食べ分けられないので、ひっくり返して選別しているのです。
また、過去に薬をドッグフードに混ぜたことがある場合も、この行動が見られます。
特に選り好みはないけど食いつきが悪い場合は餌が気に入らないのかもしれません。
餌入れをひっくり返す場合の対処法
- ドッグフードをふやかす
- トッピングを加える
- 餌を変える
- ひっくり返せない餌入れに変える
餌入れの変更以外は、どの方法も犬が餌に食いつきやすいようにする工夫です。
これらの工夫をすることでどの餌も美味しく食べることができ、選り好みを緩和できます。
また、美味しいトッピングを知ることで、薬の苦い思い出を上書きできる場合も。
栄養バランスが崩れるのでやりすぎはよくありませんが、直るまで続けるのはありです。
どうしても気になる場合は、餌や餌入れを変更してみると良いでしょう。
犬が皿を鼻や足で押す場合
では次に、犬が皿を鼻や足で押すことで餌が溢れている場合を見ていきましょう。
犬が皿を鼻で押すことで結果的に餌がこぼれてしまっている場合は読み進めてください。
溢れた後に餌を選り好みしている場合は、先ほどの「餌入れをひっくり返す」が適切です。
皿を鼻や足で押す場合の原因
- 食べる場所が気に入らない
- お腹が空いていない
犬が皿を鼻や足で押す場合には2通りの原因が考えられます。
一つは食べる場所が気に入らず、他の場所に餌を移動しようとしている場合です。
多頭飼いの場合には餌を取られないようによく見られる行動ですが、一匹でやる子も。
また、お腹が空いていない時に餌を隠す、埋めるために行う場合もあります。
皿を鼻や足で押す場合の対処法
- 安心できる場所で餌を出す
- 餌を小分けに与える
- 運動量を増やす
場所を移動しようとしている場合は、その子の好きな場所で餌を与えて見ましょう。
過去に餌やおやつを取り上げたことがある場合、犬はそれを警戒している場合も。
その場合、しばらく手渡しで小分けにして与えることで、警戒心を解くことができます。
お腹が空いていない場合は、必要以上に餌を与えていないか確認しましょう。
必要量を食べていない場合は、1日2〜3回に分けたり、運動量を増やして解決できます。
単純に餌をこぼす場合
では、普通に餌を食べているだけなのに餌をこぼす場合はどうすれば良いのでしょう。
特に問題がないのであれば、防ぎようがないようにも思えます。
しかし、普通は食べている時にこぼしたとして少量なので散らかるようなら注意です。
単純に餌をこぼす原因
- 興奮している
- 食べ方が悪い
単純に餌をこぼす場合、当たり前ですが食べ方があまりよろしくないことが原因です。
また、食べ方が悪くなる原因でもありますが、犬が興奮してしまっている場合も。
大好きな餌が出てきて待ちきれない、早く食べたいという気持ちから興奮します。
そもそも餌をこぼさず食べるという概念は無いので、がっついてしまうのです。
単純に餌をこぼす場合の対策
- 餌入れを変更する
- 小分けにして与える
- 落ち着いてから与える
- 興奮時にしつけを行う
餌をこぼすほどがっついている場合、一度に沢山を食べられないようにするのが効果的。
少しずつ食べるように工夫された餌入れもありますし、食事の回数を分けるの良いです。
忙しくて1日2〜3回に分けられない場合は、自動給餌器を使うのも良いでしょう。
また、袋を開けただけで興奮する子には、落ち着いてから餌を与えるのも効果的です。
興奮時にも待てやお手が出来るようになれば、より落ち着きやすくなるでしょう。
歯や健康状態が悪い可能性も
体の不調も原因の一つなのね
素人判断は危険じゃから詳しくは動物病院じゃ
うまくご飯が食べられない場合、歯や健康状態が悪い可能性も考えられます。
今回は大きく取り上げていませんが、念のため歯の状態はチェックしてみましょう。
また、老犬など健康状態に心配のある場合は、動物病院に行くことをおすすめします。
特に、定期的に動物病院に通っていない場合は、健康診断を受けると良いでしょう。
犬がご飯で遊ぶ場合
最後に、犬がご飯で遊んでしまう場合の原因と対策を見ていきましょう。
ご飯で遊ぶ場合にも餌入れをひっくり返すこともありますが、餌でも遊ぶのが特徴。
皿を投げたり、餌を投げる・飛ばすなどの行動が見られるので見分けられるはずです。
ご飯で遊ぶ原因
- お腹が空いていない
- 餌が気に入らない
犬がご飯で遊ぶ場合、空腹ではない、餌が気に入らないなどの理由が考えられます。
どちらの場合も餌を食べる気持ちがあまり大きくなく、遊びたい気持ちが勝っている状態。
根本的には運動不足やわがままが隠れており、表面上だけの問題だけでは無い場合も。
普段からのしつけ方や飼い方から見直す必要がある場合もあります。
ご飯で遊ぶ場合の対処
- ドッグフードを変える
- 運動量を増やす
- 餌を小分けにして与える
それぞれの詳しい対応はすでに書いたので、注意点について書きたいと思います。
ドッグフードを変えることに関して、デメリットもあることを知っておきましょう。
犬は非常に頭の良いため、餌を食べないとドッグフードが変わることを覚える点です。
トッピングなども同様で、どんどん餌が変わると、偏食癖がついてしまうことも。
20〜30分程経ったら餌を片付けるなども決まった時間内で食べる癖をつけられます。
まとめ
犬が餌を散らかす・こぼす場合は様々な原因が考えられます。
餌入れをひっくり返したり遊ぶようなら、ドッグフードを変えるのも一つの手です。
ただし、偏食癖をつけないよう最低限に留め、その他の対処を行うことも大切です。
餌入れの変更や餌の与え方の見直しは、鼻で押す、単純にこぼす場合も有効です。
忙しくてなかなか餌の回数を増やせない場合は自動給餌器を使っても良いでしょう。
また、歯の状態がよく無いなどもあり得るので、気になった場合は動物病院へ。
定期的に動物病院に通うことで、飼い方の相談ができ、病気の早期発見にも繋がります。