うさぎの目に白い点？膜？症状ごとの病気【白内障|虹彩膿瘍】

 

 

うさぎの目が白い場合にも実はいくつかの種類があるのをご存知でしょうか。

目の表面に膜が張ったように白くなることもあれば、目の中に点ができるように白くなること、目の内部が白濁する場合など、その症状によって病気も変わってきます。

飼い主さんでも病気の種類がある程度絞れていれば、どこに注意して確認し、動物病院でどう話せば良いのかも分かりやすくなってきます。

この記事では、うさぎの目が白い場合のチェックポイントと考えられる病気についてまとめました。

うさぎの目が白い場合

目が白いと聞くと有名な白内障を連想しがちですが、白くなり方にもいくつかの種類があり、白内障ではない場合もあります。

うさぎの目が白くなるのは主に下記の病気です。

何の病気か決めつけてしまうと、他の病気を見落としてしまったり、対応を間違えてしまうので、しっかり確認しましょう。

それぞれの病気がどのようなものなのか、緊急性の高いものなのかどうか詳しい情報をまとめました。

角膜炎の症状

角膜とは目の一番外側人ある膜の部分のことで、普通は涙によって外部からの刺激や病原菌から守られています。

しかし、牧草などの異物が混入したり、自分の爪で引っ掻いたりすると角膜に傷がついて病原菌に感染しやすくなります。

詳しい症状や原因、治療法などはうさぎの目ヤニや涙、充血の原因6つと病気【結膜炎|角膜炎】の記事にまとめています。

虹彩膿瘍の症状

虹彩とは角膜と水晶体の間にある円盤状の膜です

この虹彩に白色、または黄色のクリームのような蓄膿が溜まったような状態を虹彩膿瘍と言います。

体の他の箇所から細菌が感染して発症し、緑内障へ繋がる可能性や眼球の摘出の可能性もあるため、できれば翌日、遅くても1週間以内には病院に行ったほうが良いでしょう。

白内障の症状

水晶体はタンパク質と水で構成されています。白内障はこのタンパク質が白濁し、視力が落ちる病気です。

初期は一部のみの白濁でも、症状が進むと全体に広がり失明に至ることもありますので、症状を確認したらなるべく早く動物病院に行ったほうが良いでしょう。

白内障の原因や治療については次の項に詳しく記載しています。

白内障の原因

白内障は高齢のうさぎによく見られますが、若くても発症する場合があります。

主な発症原因は下記の4つです

主に老化が原因で発生することが多いため、予防というよりも、定期的な健康チェックで早めに見つけることが重要になってきます。

遺伝などによる先天性白内障のウサギは繁殖させないようにしましょう。

視力の確認方法

視力が失われているかどうかはうさぎの様子を見ていても分かりづらいものです。

この場合、落としても音がしないものを使って視力の有無を確かめます。

コットンなど落としても音がしないものをうさぎの目の前に落とし、目で追わなければうさぎは見えていないと言えるでしょう。

白内障の対処と治療？

いちど濁った水晶体は元に戻りません。症状に気づいたら早めに病院に連れて行き、進行抑制する治療を受けましょう。

ウサギはもともと視力が良くない生き物なので、白内障で弱った視力になれれば元気に過ごせることもあります。

高血糖値やエンセファリトゾーンなどの影響であれば、そちらの治療も開始します。

ビタミンEは目の老化を防ぐと言われているので、動物病院に相談しながらうさぎ専用のサプリメントを与えても良いでしょう。

 視力が悪くなった場合

 

 

白内障で視力が落ちてきたり、見えなくなったりしてくると物にぶつかりやすくなります。

家具の移動や部屋の模様替えを頻繁に行うのはやめましょう。

目が見えていない際にどう向き合うべきかを考える必要があります。

うさぎをいきなり全きあげたり、触ったりして驚かせないことも大切です。

まとめ

うさぎの目が白くなった場合はいくつかの病気が考えられます。

特に白内障は治すことが出来ないため、早めに動物病院で診てもらい、進行を遅らせる必要があります。

うさぎは環境に慣れることができる生き物ですので、目が見えなくなっても、どうやったらうさぎが過ごしやすいか考えて工夫してあげましょう。

また、今回を機にうさぎの病院代が心配になった方、気になる方は、ペット保険についても検討しましょう。

うさぎのペット保険は数が少ないうえに、2～3歳までしか入れないことがほとんどです。

高齢になり病院のお世話になることが増えてから検討しても、入ることができません。

実際にペット保険に入っていなかったうさぎ店長の実体験記事も掲載しています。

気になる方はうさぎにペット保険は必要か？実体験から得たポイント3つもご覧ください。

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