ペットの世話といえば散歩ですが、うさぎにそもそも散歩は必要なのでしょうか。
せっかくお出迎えしたうさぎなのでいろんなコミュニケーションを取りたいし、長く健康に暮らして欲しいですよね。
うさんぽと部屋んぽという言葉が流行っていますが、それぞれ何処で散歩させるとよく、必要物や注意点は何なのか等、それぞれのやり方をまとめました。
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うさぎと散歩の関係
自然界でうさぎは被捕食者と呼ばれる食物連鎖の中でも弱い立場にいる動物のため、あまり活発に動き回るような種ではありません。
小さくて人気のネザーランドドワーフや最大の飼いうさぎとして知られるフレミッシュジャイアントも、飼いうさぎは全てアナウサギと呼ばれる種で、穴の中に暮らしていたうさぎから派生したため、特に動かない動物と言えるでしょう。
ただし、どんなに動かない部類の動物といっても、野生環境ではエサを探して動いたり、捕食者から走って逃げていたので、家のケージの中だけだと運動不足になってしまいます。
ホーランドロップイヤーやミニレッキスのように筋肉質で太りやすい体質のうさぎは特に注意して運動させた方が良いでしょう。
部屋んぽって何?
部屋んぽとは、家の中でうさぎを散歩させてあげることで、うさぎに限らず、モルモットやフェレットなどの小動物全般に使われます。
部屋んぽではリードをつけて決まったルートを歩くのではなく、サークルや柵などで囲った決められた範囲で自由に走り回させる、遊ばせることとなります。
小動物は身体が小さいためそこまで運動量を必要とせず、被捕食者のため活発に動き回るよりもじっと休んでいることの方が多い動物です。外で散歩する事は大きな危険を伴いますので、室内で部屋の中を散歩させる方法が主流なのです。
部屋んぽは必要?
うさぎにとってケージから出して運動させてあげる事には様々な効果や意味があり必要なことと言えます。
飼いうさぎはケージ内だけで過ごすことで運動不足になりやすいため、部屋んぽをすることで運動不足の解消と肥満の予防に繋がります。また、運動をする事で腸の動きが活性化されるため、毛球症の予防にも繋がる大切なことと言えるでしょう。
決まった範囲の中だけで囲われているストレスの発散にもなりますし、ケージの外の世界にも慣れておくことで、動物病院やペットホテルにも行かないといけません場合のストレスも軽減されます。
様々な効果がある部屋んぽですので、定期的に行ってあげるようにしましょう。
やり方|いつから?どれくらいの頻度?どの時間帯?
初めて部屋んぽデビューする場合、いつからから行って良いのかや、どうやって行えば良いのかわからないですよね。部屋んぽの方法をまとめました。
いつからケージの外に出して良いか
部屋んぽをいつからケージの外に出して良いかですが、年齢や飼い始めてからの期間で決まっているものではありません。うさぎが家に慣れて自然に出てくるようになれば大丈夫と言えます。
大体飼い始めてから1週間〜1ヶ月程度まではうさぎも新しい環境でストレスも多い時期と言えます。1週間くらい経って伸び伸びと動いているようであれば、ケージの中にいる状態で触ってみてください。
暴れたり嫌がらず触らせてくれるようであれば扉を開けて様子をみると良いです。すんなり出てこないようであっても無理に出さず、見守ってあげるようにしましょう。
飼い主が見守れる時間内で出てこないようであれば扉を閉めて、次の日も試してみるというのを繰り返して行くうちに出てきてくれるようになります。
どれくらいの頻度でケージから出してあげれば良いのか
部屋んぽの頻度としては、出来れば毎日一回は出る機会を作ってあげるようにしましょう。飼い主さんの生活リズムもあると思うので、無理なら無理でも大丈夫ではあります。
1ヶ月に何回は出さないといけないという回数が決まってるものでも、出せなかったからと言ってすぐに何かの病気になるということもありません。
出来れば一定間隔で揃えて部屋んぽさせてあげるとうさぎの生活リズムも整いやすいので、飼い主さんが定期的に出してあげられるなるべく短い期間で部屋んぽさせてあげるようにしましょう。
逆に1日何回も出していると、その時間になると出してくれと暴れるようになる事もあるため注意が必要です。
どの程度の時間・時間帯でケージから出すと良いか
ケージから出してあげる時間は1日1時間程度が必要な運動量とされています。少ないと運動不足や不満に繋がり、長すぎるとケージ内にいるときに出して欲しいと暴れるようになってしまうので注意が必要です。
また、この時間帯が良いというものはありませんが、うさぎの生活リズムを整えるためにも部屋んぽの時間帯と時間はできるだけ揃えた方が良いとされています。
どの時間帯・時間にケージから出ることができるのかわかれば、うさぎも不安になることが無く、出して欲しいと暴れる可能性も減るので、出してあげられる頻度や飼い主さんの生活リズムも考えながら決めるようにすると良いでしょう。
ちなみに、出した方が良い時間というわけでは無いありませんが、うさぎは薄明薄暮性のため、動きが活発になる朝方か夕方から夜の時間の方がうさぎもケージから出てきやすいです。
エサを与える前に出してあげて一定時間遊ばせてからエサで釣ってケージに戻すようにすればスムーズに出来るようになるのでおすすめです。
どんな場所や広さで部屋んぽすればいいの?
噛んだり引っ掻いては困るもの、危険なものが無い場所を確保できれば広い方が良いですが、最初から広すぎてもうさぎが戸惑ってしまう可能性があります。
うさぎの行動は読めないので、サークルや柵で囲って、遊べる範囲を決めて散歩させてあげると良いでしょう。
市販のサークルであれば直径1m程度のものが多いはずなのでそれ位の広さから始め、さらに広い範囲に出たいとするようであれば、インターネットで大きめのものを探すか自作する手もあります。
実際は噛んだり引っ掻いたりすると困るもの、危険なものが多いのでサークルの範囲しか確保できないことも多く、慣れてもらう方が良いことも多いです。
部屋んぽでは床の材質にも注意
部屋んぽの場所を考える上でもう一つ重要なのが床の材質。フローリングだとツルツル滑って怪我の元になり、満足に動くことが出来ずストレスも多くなってしまいます。
毛の長いカーペットだと誤飲の可能性もあるため、毛が短いマットのようなものが良いですが、わざわざ用意すると広げるのも手間という場合はサークルに床材が付いているタイプがおすすめ。
広いスペースを確保できるベランダで遊ばせる人がいるが、万が一逃げたときに非常に危険なためおすすめはできません。
部屋んぽに必要なものは?
部屋んぽに必要なものは、うさぎの行動を制限するサークルや柵、床が滑るようであれば床材になってきます。おもちゃのボールやトンネルなども用意するとうさぎが喜んでくれます。
一番手頃なのは専用のサークルを買うことです。床材も付いていてマットを準備する必要が無いもの、金網では無く布のメッシュ素材でできていてスプレー行為をされてもおしっこが飛び散らないものがおすすめとなります。
その子に合わせて工夫できる手作りの柵を100均などを活用して作ること方法もあり、メリットとしては自分で大きさや形を自由に決めることが出来る点です。作り込みが甘いとうさぎが破壊して逃げてしまったり、飛び越えることもあるので注意しましょう。
手作りのものと市販のものの一番の違いが組み立て、片付けの便利さです。市販のものだと綺麗に折りたためるようになっていて、設置も片付けも簡単にできて場所を取らないようになっているので部屋の間取りに合わせて考えましょう。
ケージの外でのトイレがやめられない子はトイレを設置する必要がある場合もあります。うさぎの行動に合わせて設置してあげてください。
部屋んぽで活躍するおもちゃ
おもちゃはうさぎ専用のグッズを使ってもいいし、普通のボールやダンボールで自作しても良いです。大きく分けるとかじるタイプ、追いかけるタイプ、ホリホリするタイプ、トンネルや穴の空いた少し大型の設置タイプがあります。
かじるタイプはかじり木の固定しないタイプが部屋んぽ中でも使え、木のタイプ以外にヘチマでできているものや、転がるタイプのものもあります。
追いかけるタイプはボール状のものが多く、軽くてよく転がるものがおすすめです。個体にもよると思いますが、鈴などが入っていて音がなるものを喜んでくれる傾向があるように思います。
ホリホリできるものはタオルのような形状で斜めに設置する事で掘ったり布の下に潜り込んで遊んでくれます。
設置タイプのものは多種多様で、トンネルになっていてうさぎが落ち着けるようになっていたり、穴が空いていてジャンプしてくぐったり出来るようになっていてうさぎが伸び伸びと遊んでくれます。紐を引くとおやつが出てくるような学習タイプの設置するおもちゃもおすすめです。
困った時の対策|走り回る、動かない、戻らない等
部屋んぽでは行動範囲が広がるため、ケージの中で過ごしている時とは別人?別うさぎのようになる子もいます。それに合わせて、新しい問題や困った行動を見せることもありますので対策が必要です。
うさぎにとっては必要な行動であることがほとんどですので、怒って辞めさせるのではなく、対策して飼い主のストレスにならない方法を取るようにしましょう。
走り回ってうるさい
せっかくケージから出れたので走り回る、飛び跳ねる程度は喜んでくれている証拠として見守って欲しいと思います。走る事は運動不足を補う為にも重要な事なのです。
どうしても足音などが気になる場合は、厚めのマットなどを使ってうさぎがダッシュなどをしても音が立たないように対策するとよいでしょう。
あまりにも興奮して暴れるようであれば、一度抱っこしたり撫でてあげて落ち着かせてあげる手もあります。足ダンを行なっている場合は何かしらに怒っているので、何に怒っているのか不服なのかを観察して改善してあげるようにしてあげてください。
かじる、引っ掻く等の粗相
サークルをかじる、引っ掻く程度であれば、金網ではなくメッシュ素材のものに切り替える、かじり木やホリホリ用の布を設置するなどで軽減することが出来ます。
そもそもかじられたり、引っかかれて困るものはサークル内に入れないようにしましょう。うさぎにとっては自然な行動の為、制限するのではなく、遠慮なく出来る環境を整えることが大切です。
ケージの外でおしっこやウンチをしてしまう
ケージの外でおっしこや糞をしてしまうにはいくつかの理由が考えられます。興奮しすぎて我慢出来てない、なんらかの不安や不満を伝える為、縄張りを主張する為に行っている等が主な理由です。
興奮している場合はおしっこよりも糞をしてしまうことの方が多いので、抱っこや撫でて落ち着かせてあげることで改善されます。不安や不満を伝えている場合はその原因を注意深く観察して発見し、改善してあげるようにしましょう。
縄張りを主張している場合、オスのことが多く、スプレーと呼ばれる自分の縄張りを主張する行為です。自分の縄張りかどうか不安になってしまっている、縄張りを広げようとしていることが考えられます。
部屋んぽの範囲が広すぎたり、場所をコロコロ変えてしまっていないでしょうか。広すぎる場合はサークルに切り替え、サークル内で満足出来るようにおもちゃなどを与えてあげると良いでしょう。
粗相をした場合、すぐにケージに戻すことで少しずつダメな事も覚えてくれる場合もあります。どうしても難しい場合はサークル内でいつもおしっこする場所にトイレを設置するようにしましょう。
ケージから出ない、 出ても動かない
ケージから出ない理由として考えられるのは、縄張り意識からケージに愛着がある、気分ではない、体調不良などが考えられます。
元々ケージから中々出ない、部屋んぽデビューしたての子の場合、ケージ内という縄張りに満足して外に興味がない可能性があります。縄張りを広げる意識が強くないメスに多いようで、おやつで釣ってみたり、名前を呼んであげて外の世界に興味を持たせてあげましょう。
気分ではない場合は諦めて次の日の同じ時間にまたケージの扉を空けてあげましょう。その日だけ出ようとしない場合には気分じゃないことが多いです。そういう日もあります。
何日も出ない、出ようとしなくなった場合は体調の悪い所がないか注意が必要です。ケージ内でも動かないようであれば病気の可能性もあるので、注意深く観察し、動物病院に連れて行くと良いでしょう。
ケージの外であんまり動かない、寝るのはあまり気にしなくても良いです。外に出る意思はあるけれど、そんなに動き回るのは嫌い、気分じゃなかっただけかと思います。運動不足が気になるようであれば活発に動く時間に変更するか、おもちゃなどお気に入りのものを試行錯誤すると良いでしょう。
ケージに戻ってくれない
まだまだ遊び足りないという場合、中々部屋んぽから戻らないという事があります。戻らないからといってずっと外に出していると、頻繁に外に出してくれと暴れるようになってしまう事もありえるので、長くても2時間以上は出さないようにしましょう。
一番簡単な方法はエサやおやつ、音で釣る方法です。それでも戻ってくれない場合は心を鬼にして抱っこして元に戻しましょう。
多頭飼い
多頭飼いの場合は部屋んぽさせる時間をずらし、部屋んぽさせる場所もずらしてあげることが理想的になります。特にオスは縄張り意識が強く、スプレーの頻度が上がったり、マウンティングなどにつながってしまいます。
親と子ですら自分の縄張りに入られると強いストレスを感じる為気をつけましょう。思春期の男の子が自分の部屋に勝手に入られたくないのは人間もうさぎも一緒ですね。
うさんぽとは?
うさんぽとは、うさぎを外で散歩させてあげるという意味で、説明するまでもなく、うさぎと散歩をかけた言葉ですね。
ツイッターやインスタなどで写真が上がることで、自然の中ではしゃいだり、伸び伸びとしている姿が可愛いと有名になってきている言葉です。
うさんぽのガチャガチャが出たり、ブログやSNSで写真が上がったりと人気も高いようですが、必要無い上に危険だという声もあり、実際のところどうなのかまとめてみました。
うさんぽは必要か?メリット、デメリット
うさんぽを語られる上で一番焦点となってくるのがその必要性。うさぎの必要な運動量から考えると部屋んぽで充分という事もあり、うさんぽの危険性を考えると必要無い、反対という意見も頷けます。
しかし、うさんぽのメリットが全く無いのかと言うとそうではありません。普段はケージの中や部屋の中だけにいるうさぎちゃんですが、一度怪我や病気になれば病院に連れていったり、飼い主さんの事情によりペットホテルに預ける事もあります。
外の世界を少しずつ先に経験しておく事で度胸や慣れからストレスを軽減することに繋がりますし、色々な経験をする事がうさぎにとっては幸せな人生?うさぎ生かもしれません。
また、忘れてはならないのがペットとは愛玩動物だという事。飼い主さんの考え方も人それぞれで、可愛いからこそ長生きして寿命を全うして欲しいというのはどの飼い主さんも一緒だと思いますが、その過程で可愛い姿を沢山見たい、他の人に自慢したい、色々な経験をさせてあげたいという人がいても良いとは思います。
幸せとは何か、人間ですら様々な価値観があるのですから、充分以上の注意、対策をした上でうさぎが喜んでくれるか、うさんぽを好きかどうかを一度見てみるのも良いかも知れません。
うさんぽの危険性
とはいっても、リスクと注意点をちゃんと把握しないまま、ろくに対策もとらずうさんぽをする事は死亡事故に繋がったりと可哀想以外の何者でもありません。
実際うさんぽのデメリットとして、猫や鳥に襲われる、虫やノミなどから病気になる、食べてはいけないものを誤飲する、知らない場所でストレスを感じるなど、死のリスクがあるということがあげられます。
うさぎの行動も何が起きるかもどんなに注意しても予測出来ない事はあり、経験を積ませるだけなら他の方法もあります。非常に危ない行為であることを充分に理解した上で、行うようにしましょう。
ちなみに私は一度だけ行ったことがありますが、注意を払うのに必死で楽しめなかった上に、うさぎもそこまで喜んでなかったので危険性を考えそれ以降は行わないようにしています。
やり方|いつから?どれくらいの頻度?どの時間帯?
ここを読んでいるあなたはうさんぽの危険性を充分に理解した上で、少しでも安全にうさんぽする為、方法や注意の仕方を理解しようとしてくれて方だと思います。
初めてのうさんぽデビューは緊張し、気を張りっぱなしになってしまうかもしれませんが、飼い主の緊張はうさぎにも伝わってしまうため、しっかり知識を入れて少しでも本番に楽しめるように準備しましょう。
いつからうさんぽしても良いのか
うさんぽして良いかの基準は、うさぎの年齢とハーネスや抱っこに慣れているかどうかになります。何歳からうさんぽが可能かというと、生後6〜8ヶ月を過ぎた大人のうさぎであることが必要です。
仔ウサギの場合、まだ身体が出来上がってなかったり、ストレスに弱かったりする可能性があります。可愛い姿を見たいと3ヶ月、4ヶ月の子を連れて行きたくなりますがぐっと我慢しましょう。
準備に関しては抱っことハーネスに慣れさせておく必要があります。うさんぽのやり方として適切な場所にキャリーで連れて行き、逃げないようハーネスをつけてすることになります。連れ戻す際など様々な場面で抱っこも必要になってくるでしょう。
ノミダニ対策も必要となります。うさぎ専用の予防接種、ワクチンというものは日本にありませんが、犬猫用のレボリューションを打ってもらう方法と、ノミダニを防ぐスプレーを使うという方法があります。
うさぎ専用のものではありませんが、製品化の上で残念ながら実験動物はうさぎになるため、うさぎに打って問題ないという事で製品化されています。動物病院の獣医さんに相談し、しっかり説明を聞いた上で受けるかどうかを決めましょう。
どれくらいの頻度でうさんぽすれば良い?
うさぎの必要な運動量は毎日1時間程度ではありますが、部屋んぽで充分な為、うさんぽに必要な頻度というものはありません。
飼い主さんが充分注意して見てあげる事が出来る日に行くようにしましょう。
うさんぽに適した時期は?
うさぎの適温は16度から26度、湿度は40〜60%と言われています。
特に夏の暑さには弱く、冬の寒さには強いと言われていますが、日本の季節で適温となるのは春や秋になってくるのではないでしょうか。見落としがちなのは車の中の温度です。時期だけでなく温度と湿度を見るようにしましょう。
ダウンを着て夏の炎天下や車の運転は無理ですよね。動物病院に行く車の時間だけで熱中症になり死んだ報告もあります。人間の感覚でこれくらい大丈夫だろうという判断はうさぎを危険にさらしてしまうので、特に気をつけないといけない条件です。
うさんぽにおすすめの時間帯と時間は?
時期と合わせて注意したいのが時間帯です。うさぎは急激な気温の変化にも弱いため、気温の変化が激しい午前は避けた方が良いでしょう。
夜に関しては見通しが悪くなり、犬猫や鳥に気付くのが遅れる可能性があるためうさんぽは避けた方が良いです。
適温内であれば午後、活発に動き回る時間であれば夕方が良いかと思います。時間としては1時間前後が良いでしょう。
うさんぽに適した場所は?
うさんぽにおすすめの場所は、広い公園や牧場、動物園などが良いでしょう。充分な広さがあれば見通しが良く、犬猫の接近に気付きやすいです。
特に牧場はうさんぽに適した場所で、芝生も生えていてうさぎも気持ち良さそうに走り回りやすいですし、タバコなども落ちている可能性が低いので誤飲を防ぎやすくなります。
地面はアスファルトやコンクリートだと固いため怪我をしてしまう可能性があり、土や芝生の方が良いでしょう。
他にもうさんぽできる場所として自宅の庭という手もあります。手軽にうさんぽ出来るスポットですが、物陰や塀の上に猫がいないかなど充分に確認しましょう。
うさんぽに必要なものはなに?
うさんぽに必要な持ち物は、現地に車で移動するまでに必要なキャリーバック。キャリーバッグにはトイレシーツを敷き、牧草を入れて給水ボトルを取り付けます。
逃げないように管理するためのリードやハーネスや糞を持ち帰る用のスコップや袋も必要です。うさんぽグッズはバックに入れて持っていってもいいですが、基本的にはすべてキャリーバッグに取り付けて持っていけるものでもあります。
重い、持ちづらいという場合は、うさんぽカートと呼ばれるキャリーと物入れがついた手押し車を準備しておくと、現地に着いてからうさんぽスポットまでの移動も楽になるでしょう。
うさんぽの注意点と対策、帰ったら確認すること
うさんぽの際に気をつける事は沢山あります。注意していないと最悪死のリスクがあるため、しっかりやり方を覚えましょう。
帰ってきたらケアをしっかり行う必要もあります。うさんぽ中に気づけなかった事や、慣れない環境でストレスをフォローしてリスクを抑えましょう。
全然歩かない、キャリーから出ない
無理に歩かせる、キャリーから出す必要はありません。うさぎはストレスに弱く、無理に掴んだりすると最悪ショック死する可能性すらあります。
知らない場所にうさぎが怖がる、嫌がることは自然なことです。無理にキャリーから出したり歩かせることでパニックになったり、うさんぽが嫌なものになり余計出てこなくなるかもしれません。
足ダンなど不服な態度が見られるようであれば早めに切り上げて頑張ったご褒美にたくさん褒めたりおやつをあげるようにしましょう。
うさぎが逃げた
ノーリードでうさんぽすることは避けるようにしてください。飼いうさぎなのでそこまで速く走ることは無いと思いますが、本気を出せば時速40㎞で走れるため、逃げた場合追いつけない可能性が高いです。
サークルを持って行って自由に歩かせる場合も脱走の可能性を十分に考慮し、逃げるところが無いように先回りしていくようにしましょう。
ぐったりしている
熱中症やストレスなどで体調を崩した、怪我をしている可能性があります。すぐにうさんぽを切り上げ、動物病院にそのまま連れて行きましょう。
熱中症を防ぐためにも水はアクアコールなどの経口飲料水を持っていくのが良いかもしれません。うさんぽ前にしっかり水を飲ませ、15分に一回程度はキャリーに戻すか、水筒で水を与えるようにしましょう。
犬や猫、鳥などがいる
特に注意しないといけないのは犬猫とカラスなどの鳥類です。物陰に隠れている可能性もあるので見晴らしの良い場所でうさんぽするようにしましょう。
犬猫や鳥類が獲物めがけて進んでくる速さは想像以上のものがあります。一噛みでも致命傷になりかねません。まだ遠いからと安心せず、見えなくなるまでキャリーに戻して万が一に備えましょう。
帰ったらノミやダニが付いている
うさんぽ前にレボリューションやスプレーなどでそもそもダニやノミがつかないように予防しましょう。帰宅後もブラッシングを行い、虫などに刺されていないかなどのチェックもおこなようにすると良いです。
汚れを落とす意味でも行った方が良いですが、もしノミやダニが付いているようであれば無理に引き剝がさず動物病院に連れて行きましょう。
うさんぽ中に草を食べてしまう
うさぎなので草食べるのは自然なことです。しかし野草や雑草の中にはうさぎが食べて危険なものもありますので、事前にうさんぽエリアに生えている草をリサーチして問題ないか確認しておきましょう。
除草剤もうさぎの身体によくないため、使われていないか確認しておく必要があります。
事故や怪我をしてしまった
なるべく動かさないようにし、出来るだけ早く病院に連れて行きましょう。
うさんぽさせる前にうさぎが食べたり踏んだりして問題なものは無いか、落下すると危険な段差や倒れて危険な障害物は無いか確認してからキャリーから出すようにしましょう。
一人でうさんぽは心配?飼い主同士のネットワーク
どんなに注意しても何が起こるかわからないのがうさんぽです。一人で注意するより複数人で気をつけた方が危険性は減ります。
うさんぽの先輩に色々教わったり、そこで仲良くなることで普段の飼育について色々見直すきっかけになるかもしれません。ぺっとやうさぎカフェ、SNSなどで知り合ったり、ネットで調べるとうさんぽの会などもあるようなので活用してみると良いでしょう。