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【小さくて飼いやすい?】ネザーランドドワーフの性格や寿命、飼育方法

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【小さくて飼いやすい?】ネザーランドドワーフの性格や寿命、飼育方法

ペットとして飼育されている中で、最も小さい品種として知られるネザーランドドワーフ。

小型で一人暮らしや賃貸マンションでも飼いやすいこともあり、人気の高い品種ですが、どんな性格なのか、飼育方法や注意点は?

気になる寿命や価格などと合わせてまとめました。

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ネザーランドドワーフとは?

ネザーランドドワーフは飼いうさぎの一種で、オランダに起源を持ちます。ネザーランドとはオランダという意味で、大人になっても幼く見えるネオテニー(幼形成熟)の特徴を持ち、小型種の意味であるドワーフと合わさった名前です。

丸い顔と短い耳が特徴的で、身体のサイズも小さいため、大人になっても仔うさぎのような見た目であることが人気の理由かと思います。

実際には違いますがピーターラビットのモデルにもなったと言われるほどかわいく、比較的小さいケージでも飼うことが出来ることから、一人暮らしや賃貸マンションに住んでいる方にお勧めです。

どれくらいのサイズまで成長するの?

飼いうさぎの品種としては最小として知られ、大人になっても仔うさぎのような見た目が特徴的なことで有名ですが、実際どれくらいのサイズまで成長するのでしょうか。

体長や体重、飼育に必要なスペースについてまとめました。

どれくらいまで成長するか

うさぎは成長の早い動物で、個体差はありますが生後6ヶ月~1年程度で大人になります。特にネザーランドドワーフは身体のサイズが小さい小型種のせいか、成熟も比較的早い傾向があります。

生後2ヶ月頃は大体400〜500gほどで両手に乗るくらいのサイズですが、大人になると体長は約25㎝、体重は1㎏前後程度まで成長します。

それでもうさぎとしては非常に小型で、基本的に体長35㎝前後、体重2〜3㎏程度のうさぎが多い中、半分ぐらいのサイズとなってきます。

ちなみに、小さい子が飼いたいからと生後2ヶ月以内の仔うさぎを探す人もいますが、生後2ヶ月以内のうさぎは体調も崩しやすくデリケートなので基本的に販売されていません。販売されていたとしても、初めてお迎えするという方にはお勧めしません。

必要な飼育スペースとケージサイズ

ケージのサイズを選ぶ際に気を付けることは、うさぎの身体のサイズにあったケージを選ぶことです。

といっても、一般的に市販されているようなうさぎ用ケージに大きすぎるようなものは無く、トイレやハウス、食器などを置いていけば適当なサイズになってきますので、部屋の間取りと相談しながら出来るだけ大きいものを選ぶと良いでしょう。

あまり広い部屋では無いのでうさぎのストレスにならない程度に小さいものが良いという人は、縦45㎝×横60㎝×高さ50㎝程度のもので選ぶようにしましょう。

うさぎが立ち上がったり、寝転んで手足を伸ばしてもぶつからない程度のケージの広さは必要になるので、上記程度のサイズのものが良いかと思います。

上記程度のサイズは、大きめの洗濯機や冷蔵庫程度ですので、一人暮らしや賃貸マンションの方でも置ける範囲のケージになるかと思います。

気を付けなければならないのは、ネザーランドドワーフが活発に動き回るタイプの品種だということです。毎日30分程度ケージの外に出してあげると喜ぶため、一畳程度の動き回れるスペースは確保してあげてください。

どんな色や種類がいるの?

ネザーランドドワーフのカラーバリエーションは非常に豊富で、公式に認定されている毛色だけでも30種類以上あります

大きく分けるとセルフ、シェイデッド、アグーチ、タンの4つで、そのほかにも分類されないグループがあります。

よく見られるのはオレンジ色の子だと思いますが、その他にも様々な色があり、カラーによって目の色も異なります。

色によって金額に多少の差が出ることはありますが、是非お気に入りの子を探してみてください。

セルフグループ

ブラックやブルー、チョコレート、ライラックなど

シェイデッドグループ

セーブルポイントやサーアミーズセーブルなど

アグーチグループ

チンチラやオパール、スクワーレルなど

タングループ

オター、シルバーマーチン、タンなど

その他グループ

ヒマラヤン、オレンジ、フォーン、スティール、ブロークンなど

どんな性格なの?

ネザーランドドワーフは好奇心旺盛で活発な子が多いと言われています。

元々は小型で耳の小さいポーリッシュと、小型の野生のアナウサギを交配してできた品種で、野生品種と交配した結果、驚きやすく攻撃的、人に懐きにくい性格だったようです。

しかし、何代もペットに向いた子を選択していくうちに、活発なところを残しながらも、今のような性格になったとされています。

その時の名残なのか、独立心が強く、多少気が強いことで中々人に慣れにくい子もいるため、どんな性格なのか店員さんに相談してみると良いでしょう。

懐くのかどうか

基本的には神経質で気の強い部分もありますが、慣れてくれば抱っこも出来るようになり、名前を呼べば寄ってきてくれるようになります。

撫でてほしいとすり寄ってきたり、抱っこしていると眠ってしまったり、かわいらしい見た目と相まって癒されます。たまにブゥブゥ怒っていたり、完全に油断しきって両手を伸ばしてゴロゴロしていたりも可愛いですね。

ツンデレな子は触られるのを嫌がり懐くのに時間がかかる場合もありますが、しっかりと愛情を持って長期的に接してあげれば、少しずつ心を開いてくれます。

トイレ等のしつけは可能か

賢い子が多く、また神経質なところもあるため、トイレのしつけをするとしっかり覚えてくれる子が比較的多い品種です。

トイレのしつけのポイントは小さいうちに覚えさせる事ですが、ネザーランドドワーフは仔うさぎの時期が他のうさぎに比べて少し短いので早めにしつけをしておく必要があります。
※大人になると無理なわけではありません。

しつけの方法としては、トイレをエサ場から離した適切な箇所に設置し、間違った場所にした場合すぐにふき取って臭いを消し、ふき取って臭いの付いたティッシュなどをトイレに設置するというステップになります。

ネザーランドドワーフに限らずトイレのしつけ方法はどのうさぎでも同じため、詳しく知りたい方はうさぎにトイレのしつけは可能かを読んでいただければと思います。

活発なので騒音には注意

好奇心旺盛で活発な為、ケージ内を走り回ったり、ケージをかじったり、トイレやごはん皿をひっくり返したりなどの騒音には注意する必要があります。

とはいえ、ケージ内を走り回る子には音を抑えるシートが販売されていますし、ケージをかじる子にはかじり木を用意、ごはん皿やトイレをひっくり返してしまう子には固定式のごはん皿やトイレにするといった対策を行なうことが出来ます。

その子にとっては必要だから行っているということがほとんどで、基本的にはうさぎを怒るのではなく、しなくてもいいような環境を作って対策することで、伸び伸びと過ごせる環境を作ってあげましょう。

ケージの外に出す機会を増やしストレスを溜めないようにしてあげることも、騒音を防ぎ、うさぎが幸せに暮らしていく上で大切になってきます。

寿命はどれくらい?

大体5年から10年程度が平均的な寿命だと言われています。

長生きした子だと13年以上生きた子も報告があるようですが、うさぎの中では小さい品種の為、他のうさぎに比べると成長が早く、8歳になるとかなりのおじいちゃんおばあちゃんになってきます。

気になることや心配なことがあれば早めに動物病院へ連れていき、先生と相談しながら対策や対応を行っていくことが重要です。

金額はどのくらい?

ショップなどでは、大体20,000円~50,000円くらいの値段で販売されています。

ペットショップによって差があり、上記よりも高かったり低かったりもします。

どうしてその金額なのかは、下記を読んで店員さんに相談するようにしましょう。

どうして金額に差があるのか

基本的には血統書があるかどうかと年齢が金額に反映してきます。

年齢が若いほど高く、成長するほど安くなっていく傾向にあります。やはりうさぎと長く暮らしたい、小さい時から面倒を見たいという人が多く、若い個体の方が人気が高く売りやすくなってくるからでしょう。

血統書が付いていない場合と付いている場合でも、金額は変わってきます。

ペットショップではネザーランドドワーフと名前が付いていても、実際にはネザーランドドワーフと他のうさぎの混血という場合があります。

純血種か混血か見分ける方法

ネザーランドドワーフの特徴は、丸顔で耳が短く、身体に比べて顔の比率が大きい事、身体が小さいことです。

ただし、仔うさぎの場合、上記の条件が大体当てはまってしまい、見分けるのはプロでないと困難です。

特にネザーランドドワーフを選ぶ理由が小さいからという人は注意が必要です。混血の場合、予想していたよりも大きくなるということがあるからです。

ネザーランドラビットなど、名前を変えて販売してくれている所は親切ですが、名前をそのままに販売しているペットショップも多いため、店員に聞くのが一番でしょう。

どんな子をどう選べばよいか

うさぎが活発になるのは夕方になるため、その時間に合わせて見に行くとその子の本当の姿を見ることが出来ます。

ケージは綺麗に掃除されているかなどの飼育環境のチェックが必要です。また、目ヤニや鼻水が出ていないか、歩き方に問題が無いか、ごはんをしっかり食べ、便は乾燥したコロコロしたものになっているかなどの健康チェックも必須になります。

きちんと最後まで面倒を見てあげられるかどうかが重要です。見た目が自分の好みか、どんな反応をするか、マイペースか神経質かなどの性格も店員さんと相談しながら選ぶようにしましょう。

飼育の注意点は?

特にネザーランドドワーフだから気を付けないといけないというよりは、うさぎ全般に言えることが多いです。

ただし、身体が小さいことで気を付けないといけないことなどもありますので注意しましょう。

ごはんは何?適切な量は?

基本的に他のうさぎ同様、牧草がメインでペレットで補っていくことになります。おやつや野菜などはコミュニケーション目的で与えることがあります。

詳しい内容は【年齢別】うさぎのエサやり方法と適切な量を読んでいただけるとわかりやすいかと思います。

他のうさぎと違う点としては、小型の種なので大人のうさぎになるタイミングが早く、大人のうさぎに与えるエサに切り替えるタイミングが早くなってくるところです。

エサを買っているペットショップやいつも見てもらっている動物病院に相談しながら切り替えていくと良いでしょう。

水はどう与えれば良い?

他のうさぎ同様、一般的な水道水で問題ありません。逆にカルキ抜きしたり浄水した水だと腐りやすくなるため注意が必要になります。ミネラルウォーターなどもカルシウムなどが含まれている為、適切ではありません。

大体体重100gに対して一日5~10mlが適正な量とされていますので、体重が1㎏いかないネザーランドドワーフの場合、50~100ml程度が適当な量となります。

給水器に入れられる量は300ml前後のことが多いため、満タンに入れて朝晩変えてあげ、半分くらい飲んでいれば良い感じだなと思うくらいで大丈夫です。

もちろん個体や状態、温度などによっても変わって来ますが、あまりにも飲まない、飲みすぎるという場合には動物病院に相談しましょう。

適切な温度は?

一般的にうさぎは寒さに強く、暑さに弱いと言われており、適正温度は大体16℃~25℃位と言われています。

ネザーランドドワーフの場合身体が小さいため、他のうさぎよりも温度の変化には弱くなってしまいます。他のうさぎ以上に温度変化には気を付け、対策を早めに行なうようにしましょう。

うさぎ飼育の適正温度|夏冬対策は大丈夫?に暑さ対策、寒さ対策をまとめてありますので、参考にしながら対策をしていくとよいでしょう。

ブラッシングの頻度は?

短毛種であまり毛の量も多くないネザーランドドワーフですが、ブラッシングは必要です。理想は毎日やる方が良いですが、週に1回程度の人も多いのではないでしょうか。

他のうさぎだと週2回は行った方が良いブラッシングですが、ネザーランドドワーフの場合少しだけ楽かもしれません。
※他のうさぎもネザーランドドワーフも毎日やるに越したことはありません。

ただし、換毛期には出来るだけ毎日やってあげましょう。3~5月と9~10月の年に2回、大体2週間程度、毛が一気に生える変わる時期があります。

暑い夏用の毛と寒い冬用の毛に生え変わる大事な時期ですので、しっかりブラッシングして清潔に保ってあげ、毛球症にならない様に気を付けましょう。

避妊、去勢はした方が良い?

繁殖をする予定がないのであれば、女の子の場合避妊手術をした方が良いと言われます。ネザーランドドワーフに限りませんが、避妊手術をせず繁殖を行わなかった女の子は、生殖器系の病気になる確率がかなり高いためです。

オスの場合は難しい所で、動物病院の先生に寄っても意見が分かれてくるところです。去勢をすることで性格が丸くなり、マウンティングやスプレーを行なわない、生殖器の病気のリスクが減るなどのメリットがありますが手術の負担を考えて行わない場合もあります。

生後6か月~1年の間に動物病院に相談しながら、行うかどうか決めるのが良いでしょう。

多頭飼いは可能?

無理ではありませんが、あまり多頭飼いには向かない品種ではあります。

元々の野生の血が騒ぐのか、活発的だからなのか、一緒に飼っていると他の子を攻撃してしまう子が多い様子。小さい時は温厚で問題なかったのに、大きくなると活発になり、マウンティングを行ったりもあるようです。

うさぎを飼うのに慣れていない人は控えるか、しっかりと店員に相談してから行なうようにしてください。

気をつけた方が良い病気は?

丸く詰まった顔の作りから、不正咬合などの歯のトラブルが多い品種です。また、小柄で活発な特徴から、ケージの外に出している際に飼い主側が気づかずに踏んでしまったり、抱っこをしている最中に誤って落としてしまったりなどの事故も比較的多いと言われます。

他のうさぎ同様、うさぎがなりやすい病気のサインを見逃すな|13の症状と対処法を読んで早めに病気のサインに気付き、対策を打つようにしましょう。

散歩、うさんぽは必要?

ケージの広さやどの程度ケージから出してあげられるか、また、そのうさぎの性格などにもよりますが、部屋の中でケージから出してあげるだけでも良いかと思います。

活発な性格なので、喜んで部屋の中を飛び回るのではないでしょうか。中々部屋の中でケージから出してあげられないという方は、外にうさんぽに出ても良いと思います。

ただし、うさんぽ中は変なものを飲み込んでしまわないか、猫や鳥が近くにいないか、除草剤は撒かれていないか、など考慮したうえで場所を選びましょう。