ライオンラビットが正しいの?
正しいのはライオンヘッドじゃ
ネットでライオンラビットという品種を見たけど、どんな品種なんだろう。
うさぎにも関わらずそのイケメンな佇まいに、心奪われた人も多いのではないでしょうか。
しかし、インターネットで調べるとライオンヘッドと出たり、謎の多い品種です。
ライオンラビットの性格や特徴、大きさや飼い方を知り、飼えるかどうか検討しましょう。
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ライオンラビット?ヘッド?
まずは、ライオンラビットなのかライオンヘッドなのかはっきりしましょう。
ライオンロップと呼ばれる子もいて、名前を理解しないと何の話なのかわかりません。
歴史とともにライオンうさぎのことを知っていきましょう。
ライオンヘッドが正しい?
ARBAに認められているのはライオンヘッドね
ライオンラビットはミックスじゃ
ラビットショーの協会であるARBAが品種として認めているのはライオンヘッドです。
ライオンラビットはライオンヘッドと他の品種のミックスでネザーであることが多い様子。
ライオンロップはロップイヤーとのミックスで、耳の垂れたライオンヘッドを指します。
ライオンヘッドを日本で入手するのは難しく、ライオンラビットが日本では一般的です。
比較的新しい品種
1990年ごろにできたばかりの品種ね
認められたのは2014年とさらに最近じゃ
ライオンヘッドが日本で手に入れづらいのは、比較的新しい品種だから。
2014年にARBAに認められたばかりですが、その見た目から人気が高まっています。
しかし、ブリーダーが少ないので、ミックスのライオンラビットが出回っているのです。
品種と認められるまでに、形質を固定化するよう様々な種と混ざった経緯があります。
ライオンヘッドの特徴
ライオンヘッドの特徴は何と言ってもライオンのようなたてがみ。
体の脇にスカートのような長い毛がある子もいて、とてもイケメンな品種です。
ドワーフアンゴラという小さくて毛の長い品種の血を引き、長毛種に分類されます。
平均的な大人の大きさ
ライオンヘッドは1.6kgくらいね
ライオンラビットはもう少し幅がある
ライオンヘッドの体長は25〜35㎝程度、体重は1.6kg程度と小型のうさぎになります。
猫を一回り小さくしたようなサイズで、大人になりかけの子猫と同じくらいでしょうか。
ライオンラビットの場合はミックスなので、体のサイズに若干の幅があります。
ロップが入っていたりすると2kgを超える子もいますが、一人暮らしでも飼育可能です。
ライオンヘッドの性格
ライオンヘッドは大人しいのね
ライオンラビットは色々じゃ
ライオンヘッドの性格は少し臆病ですが、大人しく人懐っこい子が多いようです。
とはいえ、飼えるライオンラビットはミックスなので、性格にはバラツキがあります。
ライオンロップの場合は、大人しくておっとりしている子が多いでしょう。
性格にばらつきがあるため、その子の性格を見極めて接してあげる必要があります。
ライオンヘッドの寿命
うさぎは5〜6年程度ね
ライオンヘッドも変わらないわ
ライオンヘッドの平均寿命はわかりませんが、他のうさぎ同様5〜6年と考えましょう。
ライオンロップやライオンラビットも、飼育者の情報を見るとそれぐらいと考えてOK。
避妊・去勢手術の必要性や飼育方法が普及し、全体的に平均年齢は上がっています。
8年は超えられるように、十分な飼育知識をつけて飼いましょう。
ライオンヘッドのカラー
ライオンヘッドのカラーは豊富で、単色もいれば、グラデーションのある子もいます。
特にタンパターンと呼ばれる、首の周りの色が違うタイプのカラーは人気。
ライオンヘッドの特徴であるたてがみの部分が綺麗に出ます。
グレーや黒、白など人気
人気なのは全身が綺麗なグレーで覆われるブルーというカラーや、ブラックオター。
ブラックオターは、黒色の体毛に、首回りや胸のあたりに白色が入るパターンです。
また、全身真っ白に青い目や、白に鼻先だけ淡い茶色が入るカラーも人気。
日本では明るい茶色が人気のうさぎですが、ライオンは高級感のある色が人気です。
カットで個性を出す人も
ライオンヘッドは長毛種なので、カットによってだいぶ印象が変わってきます。
まさにライオンというカットの子もいれば、もふもふでアンゴラっぽい子もいます。
長毛種は手間がかかりますが、プードルのように色々な姿が見れるのが楽しい所です。
自分好みのカットにトリミングしてもらうのも楽しいでしょう。
ライオンヘッドの販売価格
ライオンヘッドは実際にどれくらいの値段で販売されているのでしょうか。
日本では手に入りにくいので、ライオンラビットの値段を基本的にまとめました。
また、成体の値段だけでなく、最初に必要なものや月々の費用もまとめています。
平均的な値段
2〜3万円とうさぎの中では安いわね
ライオンラビットはミックスじゃからの
ライオンラビットの平均的な金額は2〜3万円と、うさぎの中では安い子が多いです。
ライオンヘッドとなると10万円を超える子もいますが、5万円前後が多い様子。
ライオンラビットはやはりミックスということで、価格が安い子が多いのでしょう。
問題は、最近人気が高まっているとはいえ、まだまだ取扱店が少ないところです。
最初に必要な費用
ライオンラビットを買うのに必要なものは、ほかのうさぎと変わりません。
ただし、ブラッシングに手間はかかるので、最初に飼ってしまった方が良いでしょう。
最初に必要なもの
- ケージ:15,000円
- 給水器:1,000円
- 餌入れ:1,000円
- 牧草入れ:1,000円
- トイレ:2,000円
ブラッシングに必要なもの
- グルーミングスプレー:2,000円
- ラバーブラシ:700円
- スリッカーブラシ:700円
- 獣毛ブラシ:700円
トリミングはペットサロンにお願いするとしても、毎日のブラッシングは必要です。
ブラッシング用品を合わせても、全部で2万5千円ほどでしょうか。
月々かかる費用
月々にかかる費用もライオンラビットだからと言って、他の品種と違う所はありません。
主に必要なものは下記の通りで、だいたい合わせて5,000円いかないくらいになります。
- ペレット:1,000円
- 牧草:2,000円
- トイレシート:600円
- おやつ:400円
毛球症対策用のペレットを買っていたり、おやつを買っているともう少しかかります。
また、病院に行った場合やペット保険に加入した場合は、もう少しかかります。
ライオンヘッドの飼い方
基本的な飼い方はほかのうさぎと変わりません。
ただし、長毛種ということで、若干ほかのうさぎより気をつけないといけないところも。
基本を押さえた上で、ライオンヘッド自体の注意点も把握しましょう。
餌は毛球症対策を
毛球症対策付きのペレットもあるわ
パパイヤやパイナップルのおやつも良いぞ
基本的にどんなに毛を飲み込もうと、胃腸がしっかりと動いていれば問題ありません。
長毛種用のペレットや、乾燥パパイヤなどのおやつを使い、腸を整えましょう。
高齢になってくると、乳酸菌や納豆菌で腸の働きを助けるのも手です。
ただし、気を張りすぎると伝わるので、無理にサプリを食べさせなくても大丈夫です。
ブラッシングに注意
ブラッシングはこまめにね
ただし、時間は短くじゃ
長毛種のため、毎日の5〜10分程度のブラッシングは欠かせません。
腸の状態に気を使っていても、ちょっとしたストレスで消化が弱くなることはあります。
無駄に毛を飲み込んでしまわないよう、丁寧にブラッシングしてあげましょう。
手のかかる長毛種ですが、それだけ時間をかけてあげれば、信頼関係が生まれます。
トイレやケージの掃除
毛が汚れやすいから掃除もこまめに
毎日すれば大丈夫じゃ
ライオンヘッドは、長毛種のため、毛が何かに当たって汚れやすいうさぎです。
トイレシートを交換しておらず、お尻が汚れて皮膚炎ということもありえます。
ストレスは腸の状態を悪くするので、普段から掃除はまめに行うようにしましょう。
マメにといっても、1日に何回もする必要はなく、毎日ちゃんとやっていれば大丈夫です。
暑い夏にも注意
温度管理は一番大切ね
長毛種は熱中症になりやすいからの
全身がもふもふの毛に覆われた長毛種は、日本のジメジメした暑さが苦手です。
ライオンヘッドも暑さは苦手なので、部屋の室温は16〜26度に保ちましょう。
また、湿度も重要で40〜60%程度に調整する必要があります。
冬も夏ほどではありませんが得意ではないので、上記の範囲内に収めましょう。
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まとめ
ライオンラビットはライオンヘッドのミックスですが、日本では一般的です。
ミックスなので形質が定まっていませんが、基本的にはライオンヘッドと一緒。
たてがみやスカートがかっこいい、小型のうさぎです。
長毛種なので餌や温度管理には気を使い、掃除やブラッシングはこまめに行いましょう。
ほとんど飼い方はほかのうさぎと一緒なので、基本を抑えることが大事です。