うさぎの知能は低いの?
低いがしつけは可能じゃ
うさぎを飼うか迷っている人にとって、どこまでしつけが可能なのか気になりますよね。
すでに飼い始めた人にとっても、しつけが上手くいかないと心配になるのでは。
うさぎはしつけ可能ですが、飼い方やしつけ方を間違えると全く上手くいきません。
しつけ可能な範囲を把握し、正しいしつけでストレスの無いうさ生活を始めましょう。
この記事では、うさぎの知能を他のペットと比べ、しつけ可能な範囲をまとめました。
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うさぎの知能
では、うさぎの知能はどの程度のレベルなのでしょうか。
知能のレベル測る方法はたくさんあるのですが、今回は脳化指数というものを使います。
体重に対して脳の割合がどれくらいあるのかという数字で、一番一般的な測り方です。
うさぎの脳化指数は0.7なのですが、これがどれくらいのレベルなのか見ていきましょう。
他のペットと比べると?
一般的なペットである犬が1.4、猫が1.2。うさぎはその半分くらいしかないですね…
ハムスターやインコの数字は見つけられませんでしたが、ラットとハトが0.4。
スズメが1.2だったりをみると、犬>猫>うさぎ≒インコ≧ハムスターでしょうか。
知りたいのは飼いやすさなので、脳化指数以外も比較して見ましょう。
しつけの面で比べる
ペットになぜ知能を求めるか考えた場合、飼いやすさやコミュニケーションがあるのでは。
それらを測るために下記の5項目を準備しました。
飼いやすさ
- トイレのしつけ
- ダメなことを覚えるか
コミュニケーション
- 名前は覚えるか
- 抱っこは可能か
- 芸は覚えるか
どこまで出来るのかを見れば、人間でいうと何歳程度の知能なのかも見えてきそうです。
ちなみに結論だけ書くと、1歳程度、犬>猫=うさぎ>インコ>ハムスターではないかと。
猫は賢いのですが聞く耳が無く、インコとハムスターよりうさぎの方が触れ合える感じ?
トイレのしつけ
- 覚える順:犬=猫>うさぎ>ハムスター>インコ
- 掃除の手間:うさぎ>ハムスター>犬=猫>インコ
うさぎがトイレを覚えてくれるかを考えると、○に近い△といった所でしょうか。
覚えるというより、決まったところにする習性があるので、そこにトイレを置けばOK。
トイレに尿の匂いが付いたものを入れておけば、好きな場所に誘導可能です。
ただし、完璧に覚えるかと言われると、個体差もあり、糞はポロっと出てしまうことも。
糞は殆ど臭いが無く、乾燥していて付着することも無いので、掃除は楽なのは助かる所。
MEMOただし、オスのうさぎは思春期にスプレーと呼ばれるおしっこ飛ばしがあります。
メスを飼うか、しつけや去勢手術などで改善が必要です。
ダメなことは覚える?
- 犬>猫>うさぎ>インコ>ハムスター
うさぎがダメなことを覚えるかと言われると、またもや△。
ダメという言葉自体はおそらく理解していませんが、声のトーンでダメだとは察知します。
うさぎ店長は、人を噛む・スプレー・マウンティングを全て1回怒ればやめました。
個体差があるのと、物を噛む、穴を掘るなどの本能の部分はしつけできないので△。
うさぎの場合、知能よりも聞く気があるかという問題が、猫と近いところかと。
MEMO覚えないまでも、ダメ!と怒ればその場で止める程度は出来る子も結構います。
そこからどれくらいの期間言い続ければ覚えるかは、個体でかなりのばらつきが。
名前は覚える?
- 犬>うさぎ>猫=インコ>ハムスター
うさぎは名前を覚え、個体やその時の気分にもよりますが、寄ってきてくれるので○。
ここも曖昧なところで、恐らく名前というより、声のトーンで判断しているのでしょう。
猫よりは友好的な気がしますが、かなり気分に左右されるので、ダメな時は全然ダメ。
その代わり、甘えたい時は後ろを付いてきたり、足の周りをグルグル回ったりもします。
撫でてくれよと手のひらの下に頭を潜り込ませてきた日には、胸がキュンとするでしょう。
抱っこのしつけ
- 犬>うさぎ>インコ>ハムスター>猫
うさぎは基本的に抱っこが嫌いです。最初は嫌がりますが、出来るようにもなるので△。
無理に抱っこしようとすると、噛んだり引っ掻かれたりもありえます。
褒めたりおやつを使って、少しずつ覚えてもらい、抱っこできる時間を伸ばす必要が。
ブラッシングや爪切り、健康チェックのための必須強化ですが、苦労するでしょう。
積極的に抱っこはせず、撫でたり、うさぎの様子を見て癒される方が多くなります。
芸は覚える?
- 犬>インコ>うさぎ>猫>ハムスター
×に近い△といったところでしょうか。
ハウスやジャンプは覚える子もいて、ラビットホッピングという競技もあります。
障害物を飼い主の指示のもと進んでいくという競技で、結構見ていて面白いです。
うさぎ店長もハウスは覚えていますが、理解しているのか怪しいところではあります。
遊ぶときも、飼い主さんと遊ぶのでは無く、自分で勝手に楽しんでいる感じです。
うさぎの良い所
さて、やはり知能でいうと犬が圧倒的でしたが、うさぎの良いところはどこでしょう。
何と言ってもその可愛さをあげる人が多いですが、犬猫には無い飼いやすさもあります。
特に一人暮らしで賃貸の場合は、うさぎの方が飼いやすいという人も多いでしょう。
臭わない
うさぎ自身も臭わないよ
トイレシートさえ毎日換えれば大丈夫じゃ
トイレでも書きましたが、うさぎの糞は乾燥していて殆ど臭いがありません。
うさぎ自身の匂いも殆どなく、牧草の匂いがほのかにするかなという程度。
おしっこは流石に臭いますが、トイレを覚えて毎日シートを交換すれば問題ないでしょう。
ペットを飼いたいけど、服や部屋が臭くなるのは嫌だという人にはもってこいです。
鳴き声が小さい
ほとんど鳴かないわ
物音には注意じゃな
賃貸暮らしで気になるのが、鳴き声や物音ですよね。
うさぎは滅多に鳴かず、泣いてもブゥブゥと小さな声で鳴きます。
夜中の物音が気になる人もいるようですが、飼い方やしつけで改善が可能です。
そのため、ペット不可の物件でも、相談すればうさぎOKということがあります。
小さく安い
半分以下の値段だからね
超小型犬より小さいしのう
ミニウサギなら5,000円〜、名前のある品種でも2〜5万円が殆ど。
10万円前後はかかってくる犬猫と比べると、かなり安く飼い始められます。
サイズも30㎝、2kg程度なので、超小型犬や猫よりも小さいサイズ。
月の出費も5,000円程度で、うさぎに1畳用意できれば飼える点は大きなメリットでしょう。
うさぎと仲良く暮らすには
うさぎを飼い始めている人で、なかなか言うことを聞いてくれない人もいるはず。
これから飼うか迷っている人も、どうやって仲良くなるか知っておいてそんはありません。
どんなやり方で、どんな生活ができるのか見ていきましょう。
ゆっくりと打ち解ける
急がば回れね
知らぬ間に怖がらせている場合が多い
うさぎは、犬猫よりもデリケートで臆病なので、懐いてもらうのに時間がかかります。
いきなりベタベタ触るのでは無く、しばらくはソッとしておき、家に慣れてもらいましょう。
2週間ほど経ったらケージの外に出してみますが、近づいてくるまではジッと我慢。
おやつで少しずつ慣れてきてから触り始めないと、怖い対象になってしまいます。
しつけでは無く対策を
無理なものは無理
対策をする方がストレスは少ないぞ
トイレや抱っこなどは覚えますが、物を噛んだり引っ掻いたりの本能は抑えられません。
うさぎに傷つけられて嫌な物は、しつけるのでは無く、触れないようにしましょう。
無理に覚えさせようとしつけても無駄なだけでなく、関係性が悪化してしまうことも。
うさぎが起こす問題は決まっているので、対策方法はいくらでも情報があります。
うさぎについて勉強する
ただ甘やかせるだけじゃダメね
自分の方が優位だと思われても上手くいかん
基本的に毎日の餌と水の交換、掃除、部屋んぽを正しいやり方で行っていれば大丈夫。
あとは、いかに問題行動に正しく対処し、無理なところに対策を行えるかです。
しかし、中途半端な知識で飼い、怖がられたり舐められると、一気に飼いづらくなります。
うさぎを飼い始める前や飼い始めに一通りのことを勉強し、備えれば安心です。
まとめ
うさぎの知能は高くありませんが、飼いやすく、コミュニケーションの取れるペットです。
犬猫ほど賢くはありませんが、協調性の部分では猫よりも少しだけ優秀。
インコやハムスターに比べると、コミュニケーションが取りやすいペットと言えます。
名前やトイレを覚え、ダメなことを覚える点で、1歳ぐらいの年齢の子と同等でしょう。
ただし、本能による部分はしつけができないので、うまく対策を取る必要があります。