わたしの気持ちが分からない?
素直な分、人間より分かりやすいぞ
うさぎが何を考えているのか分からない、懐いてくれているか分からないとなると不安ですよね。
うさぎは無表情に見えますが、実は様々な行動で気持ちを表現しているので、意外と何を考えているのかは分かりやすいものです。
うさぎがどんなしぐさの時どんなことを考えているのかを分かれば、うさぎとのコミュニケーションはより楽しくなります。
この記事ではうさぎの行動22個それぞれのうさぎの気持ちをまとめました。
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うさぎは行動で感情を表現する
うさぎは犬猫に比べると無愛想だと思われがちですが、実は様々な行動やしぐさで気持ちを伝えてきます。
慣れてくると表情を見ただけでどんな気持ちなのかだいたい察しがつくのですが、うさぎを飼い始めたばかりの頃はなかなかその違いに気付くのは難しいでしょう。
表情に比べ、しぐさや行動であれば動きが大きく分かりやすいので、行動から少しずつうさぎの気持ちを理解し、そのときの表情を覚えていくと良いでしょう。
うさぎは懐くのに時間がかかる
疑り深い性格なの
焦らず時間をかけることが大事じゃ
うさぎと沢山コミュニケーションを取りたいと思って飼い始めた人は、早くうさぎと心を通わせたいと焦ってしまうかもしれません。
しかし、うさぎは元々自然界で命を狙われる立場なので、変化やストレスにとても敏感で、猜疑心の強い生き物です。
そのため、飼い主さんのことを信頼するのに非常に時間がかかってしまいますが、群で行動している分、慣れてくれれば沢山のコミュニケーションが取れるでしょう。
気持ちが分かれば通じ合える
嬉しいことを沢山して欲しい
うさぎの気持ちが分からんとな
うさぎは慣れてくれるのに時間がかかりますが、うさぎの気持ちが分かれば心を通わせるまでの時間を短縮することもできます。
うさぎが喜んでくれることを沢山してあげて、怒っていることはやらないようにすれば良いからです。
甘やかし過ぎると上下関係を勘違いしてしまいますが、わがままの場合も気付けるようになればその心配もありません。
ご機嫌・喜び
うさぎは嬉しいと目を見開いてキラキラさせたり、ぷぅぷぅと短く軽快に鳴く、短い尻尾をフリフリするなどの行動を見せてくれ、見ているこっちも嬉しくなります。
うさぎが喜んでくれたことは覚えておき、良いことをした時や嫌なことを我慢した時にご褒美として繰り返し行ってあげると良いでしょう。
うさぎのへの字の口も思わず上がること間違いなしです。(表情筋が無いため実際には上がりません)
ジャンプ
垂直にその場で大ジャンプをするときは超ご機嫌です。ケージから出してあげるとこの仕草をすることが多く、結構な高さになるので初めて見た時はびっくりします。
左右にジャンプしたり、ツイストジャンプしたりとバリエーションも豊かです。
ダッシュ
一体何事とびっくりしてしまいますが、楽しくてテンションが上がり急にもうダッシュすることがあります。
ずっと走り続けるわけではなく、短い距離を何回かダッシュする感じです。自然の野山の中を駆け回っているイメージなのかもしれませんね。
甘えたい・構って欲しい
うさぎの性格にもよりますが、甘えん坊なうさぎはあの手この手を使って飼い主さんを誘惑してきます。
我慢せずに思う存分甘えさせてあげると良いでしょう。そのうさぎの喜ぶところを沢山撫でてあげると効果的です。
これらの行動が見られたら飼い主さんに懐いてきた証でもあります。沢山甘やかして信頼関係を気付きましょう。
飼い主さんの手や足を鼻で突く
遊んで欲しい時に、鼻先で飼い主さんを突いてかまってとアピールしてくる時があります。こんな時は思いっきり遊んであげてください。
可愛い女の子に袖を掴まれた男子高校生の気分が味わえます。
手の下に頭を入れる
飼い主さんの手の下に、潜り込むように頭を押し付けてくるのは甘えたい、かまってというサインです。
こんな時は頭や耳を優しく撫でてあげましょう。
なめる
飼い主さんの手や指をペロペロ舐めるときは、遊んでほしい、かまって欲しいなど、甘えたいときのサインです。
何かを要求していることもありますが、舐める=飼い主さんを信頼している証拠です。
ついてくる
なんとも可愛らしいこの行動は、もっと遊ぼう、もっとかまってと訴えるうさぎからの愛情表現です。
足取りも軽やかに、甘えながら飼い主さんの歩くテンポに合わせてついてくることもあります。
ぐるぐる回る
大好きな飼い主さんの足の間を八の字にぐるぐると、とっても楽しそうに回るこの動きは遊ぼうの誘いです。
またおやつなどを見つけて早く頂戴とねだる時や、発情してる時にもこの仕草をすることがあります。素早い動きなのでうっかり踏んでしまわないように注意しましょう
リラックス・気持ちいい
うさぎはリラックスすると目を細め、耳を寝かせて眠たそうな表情をします。鼻から漏れるようにクックッと鼻息を漏らすことも。
撫でている時やブラッシングなどでリラックスしてくれている時には静かに続け、一人で休憩している時にはそっとしておきましょう。
ぐったりして体調が悪いのかリラックスしているのか分かりにくいかもしれませんが、鼻の動きが一定であればリラックスしている証拠です。
床にゴロン
バタンと倒れて寝転がるのはリラックスしている証拠で、このまま目を開けたまま寝てしまうこともあります。
足を伸ばして床にお腹をつけて寝そべっている時もリラックスしているサインです。
あくびをする
うさぎがあくびをするのは、眠いからと言うよりは穏やかな気分でいるからです。あくびとセットで伸びをしていることが多いことからも、リラックスしていることがわかります。
そんな姿を見ていると、こちらの方が眠くなってきてしまいますね。
毛づくろいをする
歯でゴミを取り、体を丁寧にとかしていきます。うさぎはとても綺麗好きなのです。
耳や顔の手入れも自分でします。前足をなめてから擦って顔や耳を洗うとても可愛らしい仕草です。
怒り・不機嫌
うさぎが怒っている時には目を見開き、耳も毛も逆立っていることが多いでしょう。また、ブゥブゥと低い声で鳴くこともあります。
怒っている時に無理に触ろうとすると噛まれたりする可能性もあるので、落ち着くまで待つのが無難です。
思春期や偽妊娠中などは理由もなく不機嫌だという場合もあるので、落ち込み過ぎず必要なことは毅然とした態度で実行しましょう。
前足でパンチ
猫パンチならぬうさぎパンチをお見舞いするときは、かなり怒っている証拠です。ケージ内のものに触って欲しく無い時などに見られます。
さらに激怒すると頭突きをしたり噛み付いたりすることがあるので、気をつけましょう。
足ダンをする
知らない音を聞いたり、何か不満なことがあったり、威嚇する時などに後ろ足で男と音を出してアピールします。
野生のうさぎがこの仕草をするのは仲間に危険を知らせたり、オス同士が威嚇する時です。スタンピングとも呼ばれます。
警戒・恐怖
うさぎは警戒している時、耳をピンと立ててちょっとした物音も聞き逃さないようにしています。
聞き慣れない音を聞いた時や、大きくて耳障りな音が聞こえた時、突然の強い光や風などにも警戒をします。
一時的なものであれば気にしなくて良いのですが、継続してうさぎに恐怖を与える原因があるのであれば取り除きましょう。
後ろ足で立つ
後ろ足で立って、遠くをじっと見つめているときは、周りが夫安全かどうかを確認しています。
耳をぴんと立て、少しの音でも聞き漏らさないようにしています。ちょっと警戒をして、不安な気持ちになっているかもしれません。
パニックになる
恐怖を感じると、うさぎがパニックを起こすことがあります。
素早く逃げ回る場合は見失わないように、また怪我をしないように注意し、いつものおやつや餌でつって落ち着けさせましょう。
ビクッと驚く
聞き慣れない音を聞いたときなどは驚いて体をビクビクとふるわせてしまい警戒します。
そのまま逃げ出したり狭いところに入り込んでしまうこともあるので見失わないように注意しましょう。
硬直する
恐怖を感じると動けなくなるうさぎもいます。ずっと固まっているときは、逃げ出するタイミングを見計らっているのかもしれません。
リラックスしているのか硬直しているのかは間違えないように注意しましょう。
わがまま・不満
思春期になるとうさぎにも自我が芽生え、わがままや自分の意見を伝えようとすることが増えてきます。
この時期に間違った対応をすると、どんどんわがままになって言うことを聞いてくれず、飼うのが大変になってしまいます。
うさぎとストレスが無い楽しい生活をするためにも、わがままには断固拒否して飼い主さんのペースで接するようにしましょう。
ケージをかじる
もっとかまって、ケージから出してというサインです。ケージの物音が大きく、つい構ってあげたくなりますが、要求に応じるのはNG。
ケージをかじれば出してもらえると覚えてしまうと癖になります。
ものをひっくり返す
フード入れ等をひっくり返す行動もかまって欲しい、お腹がすいたなどのアピールです。
そのタイミングでフードを与えると、ひっくり返せばご飯がもらえると覚えてしまうので構わないでください。
本能・習性
うさぎの本能からくる行動はどんなにしつけをしても改善されるものではありません。無理に直そうとしても関係性を悪化させるだけなのでやめましょう。
本能からくる行動は飼い主さんが予防する策を巡らせるか、発散するおもちゃを与えて上手く紛らわしてあげましょう。
うさぎの本能と上手に付き合うことができるかどうかが、うさぎと楽しく過ごす上でのポイントになります。
ものをかじる
ものをかじるのはうさぎの本能的な行動で、しつけ等で辞めさせるのは難しいもの。
コード類などをかじられて困るものはうさぎのそばにおかないように。代わりにかじり木などを与えましょう。
穴掘りをする
穴を掘るような仕草も本能から来ている行動です。辞めさせるのは難しいので、部屋を傷つけないよう、段ボールなどでガードしましょう。
中に潜れるスペースや巣箱を準備したり、穴掘り用のおもちゃを与えるのもおすすめです。
顎スリスリする
角などに顎スリスリするのは、痒いのではなく自分の縄張りをしますマーキング行動しているのです。
新しいおもちゃなどにもその都度自分の臭いをつけることがあるでしょう。目新しいものを見たらまず自分の匂いをつけ始めます。本能によるものなので辞めさせるのは難しいです。
匂いを嗅ぐ
うさぎは嗅覚が発達していて、いつも鼻をピクピクと動かしています。仲間かどうかも臭いで判断します。
うさぎと沢山触れ合って飼い主さんの臭いを覚えてもらいましょう。
行動以外の感情表現
ここでも簡単に紹介しましたが、うさぎはしぐさや行動以外に、鳴き声や尻尾の動き、表情などで自分の気持ちを表現してきます。
鳴き声は個体差があるので最初はどの気持ちなのか分かりにくいかもしれませんが、前後の行動や理由と合わせて考えると少しずつ気持ちがわかってきます。
表情についても慣れていないと違いが分かりにくいかもしれませんが、長く一緒にいることで行動よりも分かりやすくなってくるでしょう。
動きが大きい行動やしぐさはうさぎ初心者にも分かりやすいですが、高齢になってくると動きも鈍くなってきます。表情や鳴き声からも気持ちが分かるようになっておきましょう。
まとめ
うさぎは無表情だと思われがちですが、様々な行動で、嬉しい、怒り、リラックス、恐怖、不満を伝えてくれます。
それぞれの感情に対してどのように対応した方が良いと言う傾向はありますが、あくまで一例であって、大切なことはそのうさぎを飼い主さんがしっかり見てあげることです。
すこしでもうさぎの気持ちが分かればその距離は一気に近くなると思いますので、そのうさぎごとの取扱説明書を作る気持ちで接しましょう。