ペット大学|犬猫うさぎの飼い方や病気

うさぎのケージのレイアウト|必要なものとストレスの無い配置

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うさぎのケージのレイアウト|必要なものとストレスの無い配置

 

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新しいお家だ!

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レイアウトが大事じゃ

 

うさぎをお家に迎え入れて最初に悩むのがケージを何処に置いて、どのようなレイアウトにするかでは無いでしょうか。

うさぎのケージのレイアウトを決める時に一番大事なことは、おしゃれさや楽しさではなく、ストレスの溜まらない配置にしてあげることです。

うさぎの生態を知り、それに合わせてケージやグッズを配置することで、うさぎのストレスを減らし、病気になりにくい環境を作ることができます。

この記事ではケージの配置やグッズのレイアウト、放し飼いや小屋などの様々な飼い方についてまとめました。

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レイアウトのポイント

レイアウトのポイント

ケージのセッティングやグッズのレイアウトは、うさぎの生態や習性を考えて行うのがポイントです。

野生のアナウサギは地面の下に作った巣穴で暮らしており、その穴は寝室、産室、トイレなどに分かれています。

お家でうさぎを飼う場合にはケージがうさぎの巣穴になりますので、食卓やトイレ、ベッドなど必要なものを揃え、うさぎの使い勝手を考えてレイアウトしましょう。

住み心地の良い安心できる楽しい我が家にしてあげることが飼い主の務めです。大事なポイントは下記の3つです。

  • うさぎが安心できる場所にケージを設置
  • うさぎが住みやすいケージ内のレイアウト
  • 自由に遊べる部屋のレイアウト

部屋のどこにケージを置くか

ケージを置く場所

うさぎは1日の大半をケージの中で過ごすわけですから、ケージをどこに置くかがとても重要です。

うさぎの生態や習性を理解し、うさぎが健康的でストレス無く過ごせる理想的な場所を探しましょう。

ケージをどんな所に置けば良いのか、注意するべき点5つをまとめました。

2面が壁に面している

 

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見晴らしが良いと気になっちゃう

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部屋の角に設置しよう

 

うさぎは視野が広いとその分の注意を払い、周りを警戒する性質があります。

部屋のコーナーなどケージの2面が壁に面している場所を選びましょう。

2方向しか注意を払わなくて良い部屋の隅であれば、うさぎもリラックスして生活することができます。

風通しの良く直射日光が当たらない

 

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ちょっと眩しいし暑いや

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風通しが良く直射日光の当たらない場所が良い

 

うさぎは薄明薄暮性の動物なので、夜活動して昼間は睡眠をとるのが本来の生活スタイルです。

昼は明るく、夜は暗い変化のある場所にケージを設置すると、うさぎの体内リズムを整えるのに最適です。

ただし、うさぎは直射日光が苦手という問題もありますので、昼間はカーテン越しに光が差し込み、夕暮れとともに暗くなるところが良いでしょう。

また、うさぎが好きなのは暑くも寒くもない乾燥した気候なので湿気は苦手です。風通しが良く空気が定期的に入れ替わる場所にしましょう。

エアコンの風や隙間風が直接当たらない

 

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なんかここだけ寒いような

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エアコンの風が直接当たらないところへ

 

うさぎは汗腺が発達していないため、耳の血管や舌からしか体内の熱を逃がすことができません。

そのため、気温や湿度が高くなると体温を下げる機能が追いつかず、体内に熱がこもって体調不良を起こしやすくなるのです。

夏や冬は、エアコンや加湿器・除湿機で温湿度をコントロールできる部屋が良いのですが、風が直接当たる場所は冷えすぎたり温まりすぎたりしてしまうので避ける必要があります。

お風呂場やキッチンの近くなども湿度が高くなりやすいので避けましょう。ケージには逃げ場がなく、とても危険なので注意が必要です。

人通りの少ない場所

 

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バタバタしてうるさいなぁ

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ドアの近くはあんまりじゃ

 

もともと捕食される立場であるうさぎは、危険を察知するため物音や気配にとても敏感です。

たとえ安全な場所であっても大きな物音や人が出入りする気配は、うさぎにとって大きな不安要素なのです。

人通りの激しいドアの近くや、外からの音が聞こえやすい窓際もケージの置き場所は避けましょう。

テレビやオーディオ機器から離れている

 

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テレビの音小さくして!

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そもそも離して設置しよう

 

うさぎは耳がよく音に敏感なので、テレビや電話の近くだとストレスが溜まります。

テレビやオーディオ機器、電話などの音が出るものの近くは避け、音源になるものからなるべく離れた場所にケージを置きましょう。

洗濯機や食洗機などの音にも敏感に反応することがありますので、遠ざける必要があります。

ワンルームの場合ワンルームマンション等でうさぎを買う場合は、ケージの置き場所に悩むかもしれません。

なるべく部屋のコーナーにおいてうさぎが落ち着いて過ごせるようにしましょう。

折りたたみ式のサークルがあると遊ばせるときに簡単に場所を区切ることができるので便利です。

ケージ内レイアウトの決め方

 

ロフトのあるケージ

うさぎは綺麗好きで、巣穴ではトイレの部屋を作るなど、用途ごとに部屋を分けています。

ケージの中でもそれぞれの用途が分かりやすいように設置する必要があり、頻繁にレイアウトを変えてはいけません。

ケージ内をどのようにレイアウトすれば良いのか、それぞれのグッズごとにまとめました。

トイレ

 

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何から決めれば良いやら

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まずはトイレの位置からじゃ

 

ケージの中に配置するグッズの中でも大事な役割を果たすのがトイレと食器です。レイアウトするときにはまずトイレはどこに置くかから決めましょう。

うさぎは物陰に隠れて排泄をする習性があるので、2面以上を壁につけられるケージの角にトイレを配置します。

トイレの中には吸収力の高いトイレ砂かトイレシートを入れることで、臭いを抑えられ掃除がとてもしやすくなります。良いものを使っても満足度が高いでしょう。

食器・牧草入れ

 

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食器や牧草入れは?

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トイレの対角線上に設置じゃ

 

トイレを決めたら、対角線上の角の飼い主さんの補充のしやすい所に牧草入れと餌入れを設置しましょう。

排泄物に近い場所で餌を食べるのは不衛生なので、餌入れとトイレはなるべく離して設置する必要があります。

固定するタイプの場合、うさぎが食べやすい高さに取り付けましょう。高さが合わないだけで牧草や餌を食べる量が減ることもあります。

給水ボトル

 

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給水ボトルは何処に?

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残りの角の手前が良いじゃろう

 

飲み口から水が取れる場合があるので、ペレット牧草から離れた場所に設置しましょう。トイレと食器の間の手前の角が良いでしょう。

給水ボトル等の高さにも注意です。いつでも新鮮な水が飲めるよう、うさぎが飲みやすい高さに調整して設置しましょう。

うさぎの成長に応じて、高さの見直しをするのも忘れずに。

引き出しや床材の下

 

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つい牧草を落としちゃう

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すのこの下にトイレシートを敷くと便利じゃ

 

ケージの下の底面、もしくは引き出しがあるのであればトレイにペットシーツを敷きましょう。

うさぎが万が一トイレ以外でおしっこをした場合にも掃除が楽ですし、おしっこをしてなくても、落ちた牧草や糞をいっぺんに回収できます。

万が一のためのトイレシートですので、実際にトイレに使うシートとは分けて安いものを使っても構いません。

温湿度計

 

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温湿度なんて細かく見てられないよ

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うさぎにとって一番重要なことじゃ

 

うさぎは暑さや湿気に弱いので、しっかり温湿度の管理をしてあげましょう。

見やすいようにケージの外側にセットすれば良いのですが、ケージから離れすぎるとケージ内と数値が変わってしまうこともあります。

金網に取り付けるタイプか、センサーと本体が独立しているタイプが良いでしょう。

その他

必須ではありませんが、場合によっては設置した方が良いものや、あるとうさぎのストレス発散になるものがあります。

うさぎの性格や状況を考えながら設置すると良いでしょう。

すのこ

うさぎは足裏が柔らかいので、床材が硬く足裏に負担がかかるとソアホックの原因になってしまいます。元からプラスチックが床材のケージを買うと良いでしょう。

ケージの床材が金網の場合には、トイレ以外のスペースにプラスチックのすのこを乗せ、なるべくうさぎが直接床材に触れないようにします。

牧草でできたマットは、振り回したり噛んだりして遊ぶのにも使えますが、マットの上でおしっこをしてしまうと不衛生なので、トイレを覚えてからにしましょう。

巣箱

うさぎは野生化では穴で暮らしているので、巣箱のような狭くて暗い場所にいると安心します。

かじったりする遊び道具としても使えますが、入りたがらない子やトイレと勘違いする場合には場所を取るので外しましょう。

ボール、かじり木

天然素材のボールやかじり木などを与えると、ストレス解消と歯の伸びすぎ防止になります。

ケージを噛んでしまう場合は、直接かめないように周囲を覆える板状のかじりを使うのも手です。

スロープ

高齢のうさぎが出口から外に出にくい場合や、巣箱やロフトなどでケージ内に高低差をつけたい場合に活用できます。

設置する場合には片面を壁につけてうさぎが落ちないようにしましょう。

ロフト

ケースの中にロフト部分を作ったり、階段や楕円形のメッシュハウスをつけると、中に入って遊んだりと運動不足解消に繋がります。

金網のものを使うと、爪や指が引っかかって怪我に繋がる可能性もありますので、プラスチックや木のものを使い、メッシュハウスからは飛び降りられないようにしましょう。

高低差はうさぎも喜んでくれますが、怪我をする可能性もありますので、毎日ケージの外に出して運動させてあげられる人は無理に作らなくて良いものです。

ペット用ヒーターやクールボード

夏の暑い時期にはクールボードと呼ばれる、体温を吸収して外部に放熱してくれるマットを一部に敷くのも手です。

冬の寒い時期にはペット用のヒーターを同じ場所に設置し、うさぎが暖まれるようにしても良いでしょう。避難場所なのでクールボード同様あくまで一部に敷きましょう。

基本的にはエアコンを使って部屋全体の温度をコントロールするのが良いのですが、電気代を考えたり、万が一の時のためのうさぎの避難場所として設置する手もあります。

遊べるスペースの確保

遊んでいるうさぎ

運動不足は肥満の元になってしまいますし、思いっきり身体を動かすことでストレス発散にもなりますので、遊ぶスペースの確保も重要です。

基本的には折りたたみ式のサークルを使ったり、部屋にあるうさぎの危険物をできるだけ排除た状態で飼い主が常に目て部屋んぽをさせます。

詳しい方法は【うさんぽと部屋んぽ】うさぎの散歩は何処ですれば良い?にまとめていますが、部屋の広さに余裕がある場合はケージの前にうさぎ用の庭を作るという方法を試しても良いでしょう。

ケージの前に遊べる庭を

家であるケージの前に庭のようなサークルを設置して庭付き戸建てにしてしまうという手もあります。部屋にスペースがあれば挑戦してみると楽しいでしょう。

サークルでケージを囲む
しっかり囲って外に出られないように。

サークルには床材を
爪をひっかけにくい素材のマットなど。

サークル内におもちゃも
牧草ボールなど遊べるおもちゃを入れる。

トイレはケージで
決められたトイレでおしっこうんちをさせる。

食事もケージで
食器や給水ボトルもケージから外さない。

夜はケージに帰らせる
あくまで、ケージが本来の縄張りである家。

食事やトイレ、睡眠などうさぎの行動の中でも大事な事は外で行わせないようにしましょう。サークル内では昼に遊ばせるだけにして、夜はケージに帰らせるようにします。

色々な飼い方・レイアウト

犬と見つめ合ううさぎ

基本的には一匹ずつうさぎを分けてケージで飼うのが最もストレスのかからない方法ですが、条件によっては放し飼いにしたり、小屋で飼うこともできます。

また、複数買う場合や他の動物も一緒に飼う場合には、他にもレイアウトで気を付けないといけないことがあります。

出来ればうさぎのためにケージ内で飼って欲しいところですが、うさぎのために費用や生活を削れるというのであれば自己責任のもと挑戦してみるのも良いでしょう。

放し飼い

うさぎは縄張り意識が強いので、自分の縄張りが何処なのかわからないとストレスが溜まってしまいます。

また、うさぎは噛んではダメなものや、食べてはダメなものが分からず、人工物だらけなので怪我の危険もあります。

放し飼いをするにしてもケージを用意して食事やトイレ、睡眠などはケージで行い、うさぎのために部屋を丸々改造できるという人だけが行いましょう。

小屋で飼う

小型のうさぎは室内でケージ飼いするのが一般的ですが、気候が温暖で、庭にうさぎ小屋を置くスペースがあるなら、屋外で飼っても良いでしょう。

ただし猫やカラスなどに襲われる危険もあるので、しっかりとした作りの小屋に金網の扉をつけて安全に過ごせるようにしてあげて下さい。

また熱や寒さ、湿気からうさぎを守るために、床が地面から30センチ位離れるように足をつけましょう。

多頭飼育

うさぎは意外に縄張り意識が強く、複数飼いが難しいペットです。ケージを分けるのはもちろん、オス同士ケージを離れた場所に置くなど、置き場所にも注意しましょう。

オスメスの場合や親子や兄弟の場合でも(離乳後)交尾の時以外はケージを別々にして離し、サークルも一緒にはしないようにしないと簡単に繁殖して手がつけられなくなります。

メス同士の場合は相性が良ければケージを隣同士にして同じサークルで遊ばせても問題ありませんが、出来ればケージを別々にした方が良く、相性が悪い場合は離しましょう。

他の動物と飼う

うさぎ以外のペットを飼っている場合は、なるべく同じ部屋に入れないようにしましょう特に犬や猫の存在はうさぎを怖がらせてしまいます。

他の部屋に犬や猫がいる場合でも、飼い主さんが目を離した隙にうさぎのケージが置いてある部屋に入ってしまうことがあります。

外出する時は特に気を付け、鍵をかけるなどの予防をして勝手に出入りしないようにしましょう。

まとめ

うさぎを飼う場合には、風通りの良い直射日光の当たらない静かなところにケージを設置しましょう。

ケージ内のレイアウトはトイレを起点に、食器や給水ボトルをそれぞれ分けて設置していきます。運動不足にならないよう、ケージ内やサークルも工夫しましょう。

基本的には一匹ずつ室内ケージで飼うことがうさぎをストレスなく飼う方法になりますが、条件を満たせるのであれば様々な飼い方に挑戦する方法もあります。